日本海と朝日山地に囲まれた庄内地域。広大な庄内平野は日本有数のコメどころとしても知られる肥沃な平原でもある。ユネスコ食文化創造都市として認定されるほど、豊かな食文化を誇る地域であり、その魅力に自転車を通して触れることができるイベントが「じろで庄内」だ。
2019年に初回大会が開催され、今年で2回目の開催となるじろで庄内。そのメイン会場となるのは、初回と変わらず「道の駅みかわ いろり火の里」となる。山形自動車道「鶴岡IC」より約13分、庄内空港より車で13分、羽越本線の鶴岡駅より車で約11分とアクセスも良く、東北だけでなく全国から参加しやすいイベントとなっている。
コースとして用意されるのは3つ。東北地方のサイクリングイベントとしては最長となる210kmのロングライドコースを目玉としつつ、より多くの人が参加しやすい140kmのミドルコース、初心者にもやさしい75kmのショートコースという、脚力別にチャレンジできるコースが用意されている。
メインコースとなる210kmコースを中心に各コースの紹介しよう。どのコースもスタートおよびゴールとなるのは「道の駅みかわ いろり火の里」。ここからまずは南東へ。出羽三山の一つとして知られる羽黒山を左に見つつ、これまた出羽三山が一つ月山の高原牧場に設けられた第1エイドへ。
その後一路北へと進み、最北地点となる遊佐町しらい自然館に設けられたエイドを経由した後、最上川まで一気に南下。大会が開催される頃には、庄内平野一面に広がる水田も黄金に色づきはじめ、美しい景色を堪能することもできるはずだ。
その後は川沿いに日本海方面へ。そのまま河口付近まで下り、東北公益文科大学のエイドステーションで補給した後は、一路海岸線を南下していく。
210kmコース以外は三瀬のあたりでフィニッシュへと折り返すものの210kmコースはそのままあつみ温泉まで南下する。ここから楠峠までのラストクライムをこなした後は、鬼坂バイパスをフィニッシュまで下っていくのみ。210kmというビッグライドながら、最大標高差は385m、獲得標高も1,400mとかなりフラットなレイアウトで、初めて200km越えのライドに挑戦する方にも走りやすいイベントとなっている。
各エイドでは、自然豊かな庄内地域で育まれた山海の珍味が目白押し。第一回大会ではフルーツや野菜スティック、烏賊を一匹丸ごとつかったイカ飯や芋煮など、山形の名産を堪能できる。
さらに、前日には受付会場となる東京第一ホテル鶴岡にて、前夜祭も行われる。庄内の食材を使ったビュッフェに舌鼓を打ちながら、参加者の皆さんと交流できる貴重な機会となっている。
参加者募集中!申し込みは7月15日まで
さて、そんなじろで庄内は、現在参加者を募集中だ。申し込みはインターネットのみとなっており、スポーツエントリーより参加申し込みが可能となっている。人生初の200km超ライドにチャレンジしたい人、庄内のグルメと景色を満喫したい人、ぜひ参加してみては。
山形の自然と食を堪能する210km じろで庄内2021 9月12日開催 - 申込受付中 7月15日まで - cyclowired(シクロワイアード)
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