“絶景”は1つでない、変化やありのままの姿も魅力がある
山本さんは2013年より宿泊者向けの雲海ツアーを行っていて、その際に写真を撮り始めました。大切にしているのは「毎日行くこと」。悪天候や年末年始以外はツアーを行い、夏は朝3時半頃に出発して標高945メートルの津別峠へ、冬は6時前頃に出発して標高525mの美幌峠展望台に向かいます。日の出に立ち会える時間を調整し、色の変化を楽しめるタイミングを狙うのが、山本さんのこだわりです。 「同じ景色は二度とありません。日の出前後の色の変化、雲の厚さによる光の通し具合、色の付き方は、その日によって全然違っています。『きょうはどんな感じかな?』と思うと、どんなに朝が早くても会いに行きたくなります。だから毎日通えるんです」 雲海が出るのは曇りの日ですが、「日の出や雲海が見えない日があっても、それはそれでかまいません」と話します。山本さんにとっては変化やありのままの姿も、絶景なのです。また、山本さんは空撮用ドローンを購入し、「空」という角度からも、屈斜路湖の自然を撮り続けています。 山本さんの夢は、屈斜路湖の写真集を作ること。「人々の営みと原始的な自然が残る屈斜路湖の自然を、これからも毎日撮り続けたい」と語ります。
北海道・屈斜路湖の自然の移ろいを撮り続けて9年 宿を営み料理でも表現(ほ・とせなNEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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