
国土は日本の約26倍で1つの国の中に4つのタイムゾーンが存在するアメリカ。現在50の州から構成され、州によって法律や税率も異なります。 【写真】信じがたい…!?アメリカに実在する「奇妙な州法」20選 これだけ大きい国なので都市によってそこに暮らす人種や文化、気候、食べ物などもさまざま。本連載ではアメリカ各地に暮らす日本人女性にフォーカスし、異国での挑戦、その土地での暮らしや発見、おすすめスポットなどをインタビューします。 今回はノースカロライナ州シャーロット。ノースカロライナ州はアメリカではいわゆる“南部”と言われる場所で、シャーロットは州の最大都市。市内を出ると広大な自然が広がり、税金が安いとの理由でコロナ禍で他州から多くの人が移住してきていると言います。 今月は本社をノースカロライナのシャーロットに構えるバンク・オブ・アメリカのヴァイス・プレジデント、シニアクオンティテイティブ・ファイナンシャルアナリストとして働く河内里恵さんにインタビュー。
ノースカロライナ州って?
◆面積:13万9,391km2(全米28位) ◆人口:1048万8,084人 (全米9位)※2019年 ◆人種比率:白人70.6%、アフリカ系22.2%、ヒスパニック系9.8%、アジア系3.2% ※2020年アメリカ国勢調査
ここまでのキャリアについて教えてください
アメリカには大学の時に学位留学という形でニューヨーク州立大学オルバニー校に2年間留学し、ファイナンスとマーケティングを学びました。その後、大学のディレクターの方に紹介いただいたニュージャージー州にあるガス会社の経営企画部門で1年働き、ビザの関係で日本に帰国しました。 帰国後は日本のバンク・オブ・アメリカに入行し、リスク管理部門で3年間働いたのですが、リーマンショックの影響でバンク・オブ・アメリカがメリルリンチと合併し、メリルリンチで働くことになったんです。 その頃、ガス会社の元上司が「うちの会社に戻って来ない?」と声をかけてくれて、ニュージャージー州のマディソンに戻ることに。ガス会社では経営企画を担当し、会社の資金繰りを見たり、経営予測を立てたり、会社の買収を行なっていたりしたのですが、製造業は金融業に比べ、自分の働いていることが見える化しやすかったので、当時は楽しかったですね。 その時にデータに基づいた予測を作りたいなと思ったのと、世界中の頭の切れる人たちと互角に戦いたいと考えていたので、カリフォルニアのバークレー大学の大学院へ。1年間生産工学を学び、卒業後にバンク・オブ・アメリカの本社で働くためにノースカロライナ州に移住しました。 1年目は本社のあるノースカロライナ州の勤務が必須で、リスク管理部門で経済指標の予測モデルを作る仕事をしていました。その後「やりたい仕事が見つかった!」と思った時に、当時ニューヨークに勤務していた彼(今の夫)が、ノースカロライナに引っ越すと言ってくれたので、私は残ることにしました。 現在は、グローバルリスク アナリティクス部署でアナリストとして働いています。ここでは、銀行が今後の気候変動リスクにどう対応していくべきなのか、というリスクマネジメントに対し、気候変動の影響を経済指標等に反映させて数値化する仕事をしています。今後50年、100年後のことは誰にもわかりませんが、今の部署に異動して地球を守るためのリスク予測をしているのもあり、将来やりたいことが見つかったなという気持ちです。
税金が安く移住者に人気!自然あふれるノースカロライナ州の魅力(コスモポリタン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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