
奄美通信員・神田和明
世界自然遺産に登録された鹿児島県奄美大島と徳之島の魅力ある自然をまとめた本「奄美の自然入門」(南方新社)を、奄美市の自然写真家常田守さん(68)と、朝日新聞大牟田支局(福岡県)の外尾誠支局長(49)が共著で出版した。島の生き物が四季ごとに鮮明な写真とわかりやすい文章で紹介され、奄美の魅力が詰まっている。
常田さんは40年以上、奄美の自然を撮り続ける。外尾支局長は2014年4月から20年3月まで奄美支局長を務めた。常田さんを案内役に二人は島内を歩き周り、時には山奥まで入って撮影した。本は、現場から学んだことを朝日新聞鹿児島版で3年間連載した企画「命まんでぃ 奄美の今」を基に、一部加筆した。
島の四季を彩り躍動する生き物の姿を約400枚の写真で紹介。幻の花と呼ばれ、奄美大島だけに自生するアマミスミレや、固有種が多い野鳥の子育てなど貴重な瞬間も写した。自然を壊す開発行為に警鐘を鳴らし、多発する野生生物の交通事故(ロードキル)など課題も取り上げた。
常田さんは「島は宝ものだらけ。守りながら世界に発信したい」と話す。外尾支局長は「島の人に教えを請い本ができた。これからも奄美の魅力を伝えていきたい」と語った。
A5判カラーで134ページ。1800円(税別)。書店やオンライン書店で販売中。問い合わせは南方新社(099・248・5455)へ。(奄美通信員・神田和明)
四季彩る自然 奄美の魅力、本に 自然写真家と本紙記者 - 朝日新聞デジタル
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