
自然と共存している国であるスウェーデン生まれの自動車メーカー、ボルボ。安全なクルマという印象が強いが、いち早く電動化を実現したメーカーでもある。そんなボルボに乗って、自然とアートの旅に出掛けてみた。
江戸時代から続く森でアート体験
ボルボから九州を旅しないかと誘いを受けた。ボルボ・カー・ジャパンはいま佐賀県の武雄温泉・御船山楽園で開催されている「チームラボ かみさまがすまう森」に協賛しているのだという。 御船山楽園は、1845年(江戸後期)に森のなかにつくられた庭園だ。50万平米にも及ぶ敷地内には樹齢300年を超える大楠など、古来より大事にされてきた木々が生い茂り、春は桜やつつじ、秋は紅葉の観光スポットとしても知られた場所だ。 アートコレクティブ(芸術家集団)として名高いチームラボの活動は実に多岐にわたる。現在、東京だけでも3つのミュージアムが開設されており、京都や福岡をはじめ、ニューヨーク、シンガポール、上海など海外でも常設展を構えている。 この展示がユニークなのは、森を舞台としていることだ。「自然が自然のままアートになる」というコンセプトのもと、木々をはじめ巨石や洞窟のような長い時間経過によってつくられた自然の造形に、デジタルテクノロジーによって彩りを加えている。 ボルボは、自動車メーカーとして地球環境やサステナビリティの問題に向き合っていくなかで、自然とデジタルテクノロジーの融合により「長い時間の連続性の上にある生命」を表現するこのプロジェクトに共感したという。
旅のパートナーは上質なミドルサイズSUV
夕方、福岡空港に到着すると駐車場には「XC60リチャージプラグインハイブリッドT8」が用意されていた。2030年のフル電動化に向けて邁進するボルボの最新ラインアップは、PHEV(プラグインハイブリッド)か、MHEV(48Vマイルドハイブリッド)のみ。こちらはその名のとおり、前者だ。 スカンジナビアンデザインをまさに体現したようなインテリアは、最新ボルボモデルの白眉だ。表皮にソフトな肌触りのパーフォレーテッド・ファインナッパレザーを使用したシート、流木の風合いを再現したドリフト・ウッドと呼ばれる本物の木を用いた加飾パネル、スウェーデンのクリスタルメーカーであるOrrefors社のガラス職人が手作業で仕上げたシフトノブと、見ても触れても心地よい空間を作り出している。 デフォルトのハイブリッドモードで走りだす。これはバッテリー残量があればEV走行をし、状況に応じてエンジンを始動するなどEV走行とエンジン走行を最適に切り替えてくれるもの。 満充電の状態であれば約40kmのEV走行が可能というから、家に充電設備があって毎日充電可能なら、近所への買い物や子供の送り迎えなどは、ほぼEVとして使えるだろう。 スタート時のバッテリー残量は半分ほどでメーター内にはEV走行可能距離16kmと表示されていた。そっとアクセルペダルを踏み込むと、スルスルと音もなくいかにもモーター駆動らしく力強く発進した。
ボルボで体験する、自然とアートの九州の旅(GOETHE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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