
不動産開発の「日本ユニスト」(本社・大阪市西区)は、山あいの田辺市中辺路町高原に、古民家を改修した宿泊施設「SENリトリート タカハラ」を10月8日にオープンさせた。来年9月までに熊野古道の中辺路ルート沿いにさらに3棟開設し、主に古道歩きのトレッキング客をターゲットにするという。(南俊彦)
1350平方メートルの土地に立つ木造2階建ての古民家の母屋(延べ125平方メートル)を全面改修。6・5~8畳の客室3部屋を設けた。各部屋にトイレ、シャワーがあり、1階には共同使用のサロンもある。別にシャワー棟と平屋の離れ(2室、45平方メートル)も造った。総事業費は8500万円。
山歩きに適した春と秋は古道歩きの客向けに1部屋ずつ貸し出し、夏と冬は家族やグループ向けに母屋の1棟貸しをする。ただし、この秋については、コロナ禍で古道歩きの旅行者が少ないため、1棟貸しの予約を受け付けている。
1棟貸しの利用料は素泊まりで平日3万4000円、休日とその前日は4万9000円。1日の宿泊者の上限は10人。食事は夜のジビエのバーベキューと朝のパンで大人4600円、子ども2800円。1階の炊事場で自炊もできる。
「SEN」は「山」や「川」などを意味し「リトリート」は「隠れ家」のこと。12月下旬には中辺路町近露、来年4月には新宮市熊野川町、同年9月には田辺市本宮町坊ノ原で、それぞれ古民家を改修した同様の施設をオープンさせる。年間で計1万人の利用を目指す。
担当する山口
自然感じる 隠れ家宿 - 読売新聞
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