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Monday, December 6, 2021

ボランティアが自然環境改善する取り組み 千葉 館山 沖ノ島|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

千葉県館山市の緑豊かな無人島、沖ノ島では、土壌の乾燥が進んで自然環境に影響が出るのが懸念されるとして、地元のボランティア団体が森と海の環境を改善する取り組みを進めています。

館山市にある沖ノ島は、陸地から歩いて渡ることができる無人島で、観光名所として夏には海水浴や釣りを楽しむ人でにぎわいます。
こうしたなか、おととし9月の台風15号による強風の影響で島の3割ほどにあたる多くの木々が倒れる被害があり、島の環境の保全活動を行っている地元のボランティア団体「たてやま海辺の鑑定団」などが調査を行いました。
すると、島の土壌が台風の被害を受ける前と比べて、水分が失われて乾燥が進んでいることがわかり、このまま放置しておくと土や砂が海に流出して自然環境に影響が出ることが懸念されるとしています。
このため先月27日には、団体のメンバーや市民などが参加して島の森の環境を改善する取り組みを行いました。
このなかで、参加者は造園の専門家の指導を受けながら島の遊歩道のコンクリートを剥がし、もみ殻や枯葉を敷きつめて階段を一段一段つくっていき、雨水が土の中に吸い込まれるようにしていました。
参加した40代の男性は「台風をきっかけに、自然環境に目が向くようになりました。50年後を見据えた活動をしていきたいです」と話していました。
「たてやま・海辺の鑑定団」代表の竹内聖一(57)さんは「長い活動になると思います。次の世代に自然環境をしっかり引き継いでいきたいです」と話していました。
また、団体では、5年前から島周辺の海の環境改善にも取り組んでいます。
沖ノ島の浅瀬には、かつて「海のゆりかご」とも呼ばれる海草のアマモが豊富に生息し、海の生き物のすみかやえさ場になっていました。
しかし、最近では海水温の上昇や魚による食害などでほとんどなくなってしまったということです。
このため団体は、アマモが生息する海を取り戻そうと先月20日に館山市内でアマモの種まきを行い、親子連れなどおよそ60人が参加しました。
プランターに腐葉土と砂を混ぜた土を作っておよそ7000粒のアマモの種をまいて海水にゆっくりと沈め、育った苗は来年5月ごろに沖ノ島周辺の海に移植することにしています。
参加した男性は「一人一人ができることをやって環境再生にボトムアップで貢献していきたい」と話していました。
「たてやま・海辺の鑑定団」の竹内さんは「地元の高校生や小学生が来てくれて良かったです。島周辺の海や森の現状を考えるきっかけにしてもらい、自分たちができる行動を少しずつ続けていってほしい」と話していました。

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