ミュージアムパーク県自然博物館(坂東市)の収蔵資料を出品する企画展「ミュージアムパーク・コレクション」が同館で開かれている。国内では初めて確認されたプロトサウルスの椎(つい)体をはじめ、恐竜の骨格化石や動物の剥製などを一堂に展示している。六月十二日まで。
通常の企画展ではあまり展示されることがない資料に着目。動物、植物、地学に関する約三十九万点ものコレクションの一部を公開し、博物館の魅力に触れてもらう。会場には、交通事故で死亡し同館に持ち込まれたタヌキや、個人や団体などから寄贈された貴重な鉱物などがずらり。植物や動物などそれぞれの種類に応じた標本のつくり方を紹介している。
椎体は背骨の一部。大学生が二〇二〇年、ひたちなか市の海岸の地層で椎体の化石を発見。同館が調べ、国内で見つかっていなかったプロトサウルスのものと確認した。白亜紀(約一億四千五百万年前〜六千六百万年前)後期の海にすんでいた巨大な爬虫(はちゅう)類で、四本の足はひれになっている。
加藤太一学芸員は「今回はさまざまな分野を幅広く展示している。昆虫やキノコなど皆さんの関心をさらに伸ばしてもらえれば」と同展をPRしている。
午前九時半〜午後五時(入館は午後四時半まで)。土、日、祝日と特定の日は事前にオンライン予約が必要。原則月曜休館。一般七百五十円など。問い合わせは同館=電0297(38)2000=へ。(出来田敬司)
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