およそ7300年前の巨大噴火などで形成された独特な地形や珍しい植生を持つ三島村が「県立自然公園」に指定され、記念式典が行われました。
県立自然公園に指定されたのは、三島村の3つの島の一部などの合わせて2150ヘクタールと周辺の海域です。
12日、三島村とを結ぶ定期船が発着する鹿児島市のフェリーターミナルで記念式典が開かれ、県からPR用のパネルや動画などが村に贈呈されました。
村の3つの島のうち、硫黄島と竹島は、7300年前の巨大噴火で形成された鬼界カルデラの外縁に位置しています。
竹島では、断崖絶壁で囲まれた港などに巨大噴火の痕跡を見ることができるほか、今も火山活動が続く硫黄島では、火山特有の植生が分布していて、海岸には温泉も湧き出ています。
また、黒島は南限と北限の植物が混在する珍しい島で、森林植物群落が、国の天然記念物にも指定されています。
県立自然公園の指定は、これが10か所目で、保護のため木の伐採などが制限されることになります。
三島村の大山村長は「県立自然公園の指定をきっかけに、コロナが明けたら三島村に行ってみたくなるような仕掛けを調整していきたい」と話しています。
カルデラ地形や珍しい植生 三島村を「県立自然公園」に指定|NHK 鹿児島県のニュース - nhk.or.jp
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