南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク協議会は30日、高遠高校(伊那市)で南アルプス学講座を始めた。進学コースで理系の選択講座「地域の科学」を学ぶ2年生11人が受講。12月までの全8回で、専門家の講話や現地見学を通して南アルプスユネスコエコパーク・南アジオパークを中心に地域を学ぶ。
南アルプス学講座は南ア地域について学び、地域を案内できる知識と技術を身に付けるのが狙い。後半でオリジナルのジオツアーを作成し、実際に地域の人を案内する。
初日は、ジオパーク専門員の小澤恵理さんがジオパークの基礎講座を行った。地球科学的に重要な地形や地質、景観といった「大地の遺産」から地球の仕組みや大地の成り立ちを知ることができ、その地域の動植物や人々の暮らしとどのようにつながっているかも分かると話した。「将来にわたり地域、日本、地球で暮らすために必要なことを考えていくことが大事」とし、「大地の遺産」が保護、教育、持続可能な開発の全てを含む一体的な考え方によって管理された一つのエリアをジオパークだと説明した。
このほか、日本MAB計画支援委員の若松伸彦さんがユネスコエコパークの概要、南アジオパーク認定ガイドの榎本晃さんが南アの地形地質について話した。
地域の自然学ぶ 高遠高で南アルプス学講座 – Nagano Nippo Web - 長野日報
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