自然とアートの融合!六甲山で秋の芸術散歩
8月27日より六甲山(神戸市灘区)で開催中の「六甲ミーツ・アート芸術散歩2022」は、山上にある10の会場で総勢38組のアーティストの作品が鑑賞できる現代アートの展覧会。
秋の六甲山の自然も楽しめる本展の魅力を、実際に会場を巡ってきた筆者がレポートします!今回は「中編」の続きをお届けします♪
「六甲ミーツ・アート芸術散歩2022」を1日で巡ってみた!【前編】
「六甲ミーツ・アート芸術散歩2022」を1日で巡ってみた!【中編】
お昼も済ませ、『ROKKO森の音ミュージアム』を後にした筆者は再びバスに乗車。次なる目的地『六甲ガーデンテラス』会場へと向かいます。
ガーデンテラスに到着後、まずは総合インフォメーションに展示された「マキコムズん家」を鑑賞。神戸市在住のマスダマキコさんとカワサキマキさんによるアートユニット「マキコムズ」の作品が室内一面に展示されています。
こちらは「羊型のオブジェ」に綿棒を差し込んでいくことで、会期中にモフモフの羊さんが完成する“来場者参加型”アート。
綿棒の先端をこすりつけて、モフモフの状態にして差し込みます。
続いて、敷地内にある雑貨のセレクトショップ『ホルティ』へ。店内には、みょうじなまえさんと、星谷モモ+星谷マオさんの作品が展示されています。写真はみょうじなまえさんの作品「ラブリー♡マミちゃんポップアップストア 六甲ミーツアート店」。
みょうじさんは“女性の身体、性、アイデンティティと、その消費をめぐる問題”をテーマに作家活動をされている、兵庫県出身のアーティストです。
ガーデンテラス内の「見晴らしのテラス」にも屋外展示が。写真は筆者の琴線に触れた「六甲山の乳搾り」。乳牛と牛乳パックが一体化したモチーフからは可愛さだけでなく、私たちが生きていくための“糧”として存在する“家畜”の存在を考えさせられます。
お次はガーデンテラスの人気スポット『自然体感展望台 六甲枝垂れ』へ。
展望台の入場口の前に巨大なオブジェを発見!鳥取を拠点に活動している淀川テクニックさん作の「六甲山ムツコ グリボウ グリグリボウ」という作品です。対峙した時に感じる圧倒的な存在感がすごかった…。
ガーデンテラス会場でのアート鑑賞を満喫した筆者は、そのまま徒歩で『六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅』会場を目指すことに。道中にもアートが配置されているので見落とさないようにご注意を。
こちらも道中で出会った、にしかわしょう子さんの「Let's go★at Peace」という作品。顔はめパネルの前にあるスマホスタンドがいい味を出しています(笑)。
エリア内に設営された小屋の中には、可愛いヤギとアーティストご本人がいらっしゃいました。期間中もアートの制作を続け、制作過程も含めて展示されているそうです。※ヤギはおさわり禁止。
作品との出会いを楽しんでいるうちに、目的地の『六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅』会場に到着!ここには今年の公募大賞のグランプリ作品が展示されています。
こちらがグランプリ作品の「Transience」。毛糸や麻糸等、様々な素材を編み込んで制作されており、制作に着手したのは今から14年も前だそう…!
ダイナミックさと繊細さを両立しており、見ていて飽きがこないのも、作品の持つ“凄み”のなせる技なんでしょうか。
六甲山頂駅での鑑賞を終え、アート巡りもいよいよ終盤に。バスに乗り込み『兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)』会場へ向かいます。
同会場では2つの屋外作品を展示。見晴らしも良いので、のんびり一休みするのに最適なスポットでした。
ラストを飾るのは、ビジターセンターから歩いて5分ほどの距離にある『六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)』会場。
こちらの会場では海外での評価も高いイラストレーター・漫画家、横山裕一さんの漫画作品「ネオ万葉」が展示されています。
日本最古の歌集「万葉集」に書かれた和歌をテーマにした“ネオ漫画”の独創的な世界観に圧倒されること間違いなし(笑)。これにてアート散歩の全行程が終了しました!
もうひとつ『六甲高山植物園』会場もありますが、今回はスケジュールの都合上泣く泣く断念…。時刻は14時50分、所要時間は約4時間半でした。休憩をはさみながら回っても、1日あれば全会場を回りきれると思います。
9月23日からはナイトイベント「ひかりの森~夜の芸術散歩~」も始まるので、ぜひ家族や友人と一緒に足を運んでみてください♪
最後に余談をひとつ。ビジターセンターとサイレンスリゾートの道中にある『六甲山郵便局』は隠れたビュースポットで、裏手のテラスから六甲山の絶景を望むことができます。しかも無料です!
「六甲ミーツ・アート芸術散歩2022」を1日で巡ってみた!【後編】神戸市灘区 - KissPRESS
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