プロ野球 ヤクルトで熊本市出身の村上宗隆選手が、3日夜打った日本選手最多となるシーズン56号のホームランについて、高校時代の監督だった坂井宏安さんは「無になって自然と反応して打ったホームランのように感じた」と印象を語りました。
坂井さんは村上選手が熊本の九州学院にいた当時の監督で、村上選手を1年生から4番バッターで起用しました。
坂井さんは3日夜の56号ホームランについて「打った後の村上選手の笑顔を見て私もホッとしたし、ご両親もホッとされたのではないか」と感想を述べました。
55号から61打席ぶりのホームランだったことについては「ずっと4番に座っていたが、優勝していったん肩の荷が下りて、また走り出そうという時に気持ちと体が合わなかったのだと思う。あの年代で誰も経験できない高いレベルでの悩みというのは得たものがすごくあったのではないか」と述べました。
そのうえで「昨夜の試合はヤクルトで引退する選手たちがプレーしたが、村上選手も感謝の気持ちでいっぱいになり、無になって自然と反応して打ったホームランのように感じた。最後の打席だけ力が抜けたように見えた。周りの先輩や球場の人たちに雰囲気をつくってもらい、それに村上選手が応えたのだと思う。本来の姿に戻り、勢いのある大きいホームランだった」と、3日夜の試合で、現役引退を表明した内川聖一選手、坂口智隆選手、嶋基宏選手の3人がプレーした影響があったのではないかと語りました。
そして今後について「常に優勝争いをするチームの中心でいてもらいたい。けが無く、優勝を目指してやっていく中で、打率やホームラン、打点の数字も残っていくと思う」と期待を寄せました。
村上56号「無になり自然と反応したように感じた」高校時代恩師 - nhk.or.jp
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