18日に横浜市の車道で事故に遭い、意識不明の重症だったザ・ドリフターズのメンバー・仲本工事さんが19日夜に亡くなった。81歳だった。訃報を聞いた各界の著名人からは追悼コメントが多く寄せられ、ネット上でも悲しみの声が多く投稿されている。その一方で、歩行者横断禁止の道路で事故に遭っていたことから「自殺行為」あるいは「不自然だ」という声も多く上がっているようだ。
各界から続々と届いた「悲しみの声」
仲本さんが所属する芸能事務所「イザワオフィス」の公式サイトは19日夜、「【10/19】弊社所属タレント 仲本工事 に関するご報告」というタイトルで、「 弊社所属タレント 仲本工事(本名=仲本興喜) が、令和4年10月19日22時22分、急性硬膜下血腫のため、満81歳で死去いたしました。ここに⽣前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と、仲本さんが亡くなったことを公表した。
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仲本さんの死が一斉に報じられると、その死を悼む声が芸能界や文化人など各界から寄せられている。お笑い界では、ダウンタウン・松本人志さんがTwitterで「お笑いの人の哀しい終わりはキツイです。ご冥福をお祈りします。。。」と、名前こそ出さなかったが仲本さんの死を悼んだ。
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんは、誹謗中傷を受けたときもTwitterで優しい声をかけてもらったエピソードを紹介しながら、「気にしなくて良い!自分らしく!と優しく包み込んでくれる先輩がいてとても心強かったです」とコメント。
お笑い芸人の宮迫博之さんは「本当に優しくて、本当に愛のある先輩。奥さんと仲本さんから頂いた水晶は何度引っ越してもずっと玄関にいてくれてます。永遠にウチの家宝です」と、仲本さんの優しさを偲ぶコメントを寄せた。
その他にも、タレントの中山秀征さんはその音楽性を、お笑い芸人のなだぎ武さんはコントのときのリアクション芸の凄さをそれぞれ讃えた。
伝説の“お化け番組”として名高いTBS系「8時だヨ!全員集合」などで共演の多かった歌手の中尾ミエさんは「同じ時代に芸能界を共に過ごさせていただいた一人として、切なる思いで回復されることを願っていたのですが、無念でしかありません」とコメント。
同じく共演の多かった小柳ルミ子さんは「『お前 まだ来るの早いよ!』って長さんに叱られるよ」と故人を偲んだ。
また、トークバラエティー『もリフのじかん』で毎月のように仲本さんと共演していた「ももいろクローバーZ」は「いつも優しい笑顔と声で場を包み込んでくださいました」とコメントした。
昨年放送されたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」で仲本さん役を演じた事務所の後輩でもある松本岳さん、志村けんさん役を演じた山田裕貴さんもそれぞれ「演じることができてよかった」と追悼の意を表している。
漫画界からは「キン肉マン」作者のゆでたまご・嶋田隆司さん、政界では河野太郎デジタル大臣が21年9月の総裁選で「河野さん、日本をお願いします」とのメッセージをもらっていたことを明かした。
心配される妻・純歌へのバッシングと、事故の「不自然」な点
一方、亡くなる1週間前の12日にデイリー新潮で「モンスター妻」とのレッテルを貼られてしまった、仲本さんの妻で演歌歌手の純歌さんへのバッシングが懸念されている。
YouTubeチャンネル「ニッポン街歩き紀行」では、相模鉄道本線の西横浜駅から純歌さんのカレー店までのルートが克明に紹介されている。新潮の報道によると、仲本さんは純歌さんから“パシリ”のような役割を押しつけられており、乗用車に荷物を載せてカレー店まで運んでいたという。そして、慣れない運転で、自動車のあちこちに凹みや傷があったとしている。事故当日は電車に乗ってカレー店まで行き、帰宅のため西横浜駅まで歩いている途中で事故に遭遇したという。
事故現場は三車線道路で交通量も多く、若い人でも横断することが難しいほど危険な車道だ。81歳という年齢を考えれば、判断力が衰えていたと考えるのが妥当なところだろう。しかし、仲本さんは、時々車をぶつけていたとは言え車を自ら運転し、事故当日は一人で電車に乗って目黒から横浜まで来ていた。そんな健康な人間が突如、危険な車道に飛び込むとは考えにくい。
ネット上では、事故寸前の報道で「ペット虐待」「別居」「ゴミ屋敷」というタイトルが踊っていただけに「もしかして自殺では?」という憶測が広がっているほか、仲本さんの安倍元首相への追悼コメントに絡んだ「陰謀論」まで浮上しているようだ。
女性自身の報道では昨年7月、純歌さんが東京・目黒の居酒屋「仲本屋JUNKAの台所」とカラオケスナックの経営を投げ出して家出し、横浜で「新しい彼氏」と住むようになり、昨年末にはカレー店をオープンさせたとしている。
同じタイミングの昨年末頃、「志村けんとドリフの大爆笑物語」で仲本さん役を演じた松本岳さんがYouTubeチャンネルで、目黒の仲本さん夫妻の経営する居酒屋を訪れた様子を投稿している。そのときには、厨房には妻ではなく他の男性が立っていた。そのとき、仲本さんは居酒屋の壁の板について「純歌さんのこだわりでわざわざ焼いたものだ」と語り、「妻は火遊びが好きなんだ」と、自虐的に語っていた。今となってはこの「火遊び」という言葉が意味深に聞こえるのは気のせいだろうか。
ドリフ仲本工事さん死去に残る謎。不自然な妻カレー店近くの事故死で「自死」疑う声も - まぐまぐニュース!
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