2022年10月17日 午後5時00分
福井県嶺南地域に住む子どもたちに地域の魅力を発信してもらおうと、同県高浜町の男性がユニークな絵本作りを計画している。子どもたちに地域の暮らしや自然を、絵や写真で表現したオリジナル絵本を作ってもらい、地域の良さを再発見してもらう。ふるさと納税制度を利用したクラウドファンディング(CF)で運営資金を募っている。
男性は、子育てグループ「かめ.すく~る」の代表を務める亀川豊親さん(38)=岐阜県出身。旅行で訪れた嶺南の景色に感銘を受け、10年ほど前に高浜町に移住した。
絵本作りは感性豊かな子どもたちの教育に加え、絵本を受け取った人に嶺南地域に興味を持ってもらおうと企画した。
「若狭湾から世界へ『旅する絵本』プロジェクト」と題し実施する。浜辺で拾った貝殻を貼り付けた絵本、地域に暮らす人や自然の絵や写真を盛り込んだ絵本など、子どもたちに自由な発想力で絵本を作ってもらう。嶺南地域で11月から絵本作りのワークショップを実施し、2023年以降は制作した絵本や絵本作りのノウハウを基に全国に活動を広げ地域の魅力を伝えていく。絵本は、福井県内の公共施設や全国の子どもたちに届ける。
寄付はCFサイト「レディーフォー」から。絵本の制作費などに充てる。目標金額は100万円、期間は10月30日まで。子どもたちが作った絵本や制作資料、絵本作りへの参加などのリターン(返礼)を用意している。
亀川さんは「子どもたちの絵本に興味を持った人が嶺南地域に足を運ぶきっかけになればうれしい」と話している。
福井県嶺南の人々や自然…子どもたちが描く絵本で魅力発信 子育てグループ男性が計画、ノウハウは全国へ - 福井新聞
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