「自然に健康になれる」をコンセプトに、栃木・宇都宮大の学生が手掛けたヘルシー弁当「おいしくて減塩・野菜(ベジ)増し」ができた。試食会が二十一日、宇都宮市役所であり、佐藤栄一市長らは「色合いも良く、おいしい」と味わった。市内で十一月十三日に開かれる「うつのみや食育フェア」で初出品、十一月中旬から店舗販売を予定している。(小川直人)
市食育推進計画に盛り込まれた「自然に健康になれる食環境づくり」の一環で、市と宇都宮大地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科、スーパーマーケット「たいらや」(宇都宮市)が共同開発した。同学科三年生の六人が参加、今春からレシピの考案や試作を重ねた。
弁当は三種類で減塩と野菜の量にこだわった。「ひと口食べればピクニック気分!彩楓(いろは)弁当」(食塩相当量二・八一グラム)はクリやサツマイモなど秋の食材を使う。「心躍る♪カラダおもてなしフルコース弁当」(同一・六三グラム)はデザートもあり品数が多い。「おいしいに決まっているでしょうが!生姜(しょうが)焼き弁当」(同三グラム)は野菜もたっぷり食べられる。
十一月中旬から来年二月まで県内のたいらや全店(二十七店舗)で一種類ずつ販売する。価格は未定。
学生の佐藤結奈さん(20)は「食の健康に関心のなかった人も、手に取って」と紹介。担当の大森玲子教授は「学生の思いが詰まっている。製品化する難しさを学べたと思う」と話した。
佐藤市長は「味はしっかりしていながら塩分控えめなのも分かる」と評価。市健康増進課の担当者も「ボリュームがあり、あまり意識せずに体に優しい食事を楽しめる」と話した。
学生たちは食の健康に関心が薄い人たちにも知ってもらうため、インスタグラムのアカウント「obento_uu_kitchen」を開設、弁当のコンセプトや試作の様子を伝えている。
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