海水透明度の高い伊是名ビーチ！
一足お先に春休みと称して伊是名島へ訪ねました！伊是名島は沖縄本島の北方に位置する離島。周囲は16.7Kmほどのほぼ円形で優れた自然環境を成した島です。そのため自然環境保全地域に指定された場所や島の東部と西部の海岸線からの緩やかな土地の特性を活かし漁業と並び農業も盛んな地域です。
伊是名ビーチで身も心も洗ってしまおう
海に入るにはまだ寒い気温なのでビーチを散歩しただけですが、歩いているだけでとても気持ちが良い時間を過ごせます。伊是名ビーチはトイレやシャワー完備もされているのシーズン中のビーチ利用はとても便利ですね。
打ち寄せられた雑草のような海藻だって宝石みたいに美しくきらきらしている。
伊是名島の行き方
沖縄本島の今帰仁村（なきじんそん）内にある運天港から仲田港（伊是名村）まで運航時間 約55分で行くことができます。今回、我が家は自家用車も船に乗せました。何故かと言うと、伊是名島にある唯一のレンタカー会社で扱っている車種が軽自動車のみため、我が家は人数制限オーバー。家族が二手に分かれてレンタカー２台もしくは1人原付バイクという選択もありますが（合計金額はこちらがまだ安い）やはり１台で動きたいという理由でこうなりました。家族が1人原付に乗って自家用車を追いかけながら観光するのもネタ的に面白いと頭によぎったんですけどね。あははは。
フェリーいぜな尚円の船内
２０１５年、新造船として就航した船なので船内は綺麗で清潔に保たれています。揺れに関しても最新技術を使われているということですが、行きは結構な荒波の日で人生初めての船酔いを体験してしまいました。帰りも心配していたけれど問題なく過ごすことができました（ふぅー、助かったぜ）。
宿泊したのはこちら
船から降りてすぐに見えてくる仲田港ターミナル内にある民宿「美島」さんへお世話になりました。因みに隣には島唯一のレンタカー会社さんもあります。
宿の周辺
仲田港ターミナルから道路を渡った先には遊具が充実している公園があります。今回この旅で何度も通い大変お世話になった赤崎公園です。ほぼ誰もいない遊具で遊び放題だったので子供たちは大興奮。普段、自宅回りの公園だと人でごった返し遊具も順番待ちもしくは順番待ちさえ危うく遊べない環境から来ると、ここは我が家的にディズニーを凌ぐワンダーランドです。
琉球国の第二尚氏王統、尚円王誕生の地
尚円王はクーデターで第一尚氏王統を倒し第二尚氏王統の初代国王に即位した人物。琉球王国の歴史もかなり複雑かつ波乱万丈なので学ぶ分にはとても内容が面白いのです。大河ドラマの題材になったらいいのに！と本気で思っています。
国指定重要文化財「玉御殿」とは
伊是名城跡（県指定）あとに佇む玉御殿は尚円王の父やその親族が祭られているお墓です。
当時の石造建設技術の最高峰とも言われています。現在は経年劣化に伴い階段を登ること出来きずこの位置がぎりぎりビューポイント。
昔ながらのフクギ並木と伊是名集落
沖縄の原風景が至る所に残っている伊是名集落。琉球石灰岩の石垣とフクギ並木の組み合わせがとても美しい。
沖縄本島の石垣と大きな違いに気付きました。沖縄本島では隙間を無くすように四角い石を積み上げているのに対し、こちらは比較的平らな石垣を積み上げています。「こんなんじゃ、ハブが隙間から入ってきてお家の中はハブパニックが起こる」と思ったんですが、そういえば伊是名島にはハブがいないんでした。
伊是名集落を訪ねた理由
こちらは銘苅家住宅（国指定重要文化財）は尚円王の叔父にあたる家系の家です。明治３９年に再建されたのち修復されながら保存されています。状態がかなり良い理由としてやはり沖縄戦の被害からのがれたこと事が一番大きいですね。沖縄本島は壊滅状態だったので。。
あの時代の住宅として間取りの広さや設備を見ていると、ひしひしと裕福なお家という雰囲気が漂っています。
お庭にグアバがたくさんなっていました。沖縄のグアバは丸く小さい実が特徴的で甘味も強めです。ジュースにしたいなぁ。
ブーゲンビリアも至る所で満開で村を彩っていました。
伊是名島の絶景を堪能しよう
伊是名島にはいくつかのビューポイントがあります。写真のギタラ展望台や美織所（ちゅらういんじょ）、伊是名山森林公園などへ行き島全体を見渡すことが出来ました。
小高い山から見渡すと伊是名ビーチからも目と鼻の先に見えた、今何かと物議を醸している無人島「屋那覇島」が見えます。一個人として政府と県が強く連帯して伊是名島の豊かな自然やそこに暮らす人々の安全保障、そして未来ある子供たちを守っていってほしいと切に願っています。
心残りだったのは
動いている君に会いたかった！
あのヤンバルクイナと同じ仲間の「シロハラクイナ」に出逢えなかったこと！！貴重なヤンバルクイナを見た経験からどこにでもいるシロハラクイナは簡単に見つけることが出来ると思っていたんですが、考えが甘かったです。
特産物をお土産に
仲田港ターミナル内にある売店でお土産を購入！村内には水田が広がっていたので気になっていた島米と最近人気が高い伊是名産いちごとその加工品。摘みたて新鮮いちごは絶対に食べて帰るー！と家族が呆れるくらい意気込んでいたので、食べることが出来て本当に良かったです。
最後に
一泊二日の短い滞在でしたが、十分に楽しむことができた伊是名島。穏やかで静かな環境は今後の人生を豊かに過ごす理想郷にも感じます。年々物欲が薄れていき意識にも変化が出てくる年齢を迎え、ふと何気なく思いつくのはいつか壮大な自然に囲まれて花や植物を手入れしながらゆるりと暮らしたいということ。土に還る前の下準備なのか？！なんて笑ってしまうんですが自然な摂理なのかな？！とも思ったり。さて、次はどの島へ行こうかな？お楽しみにー！
【沖縄】春休み前に伊是名島（いぜなじま）へ！豊かな自然と琉球王朝の歴史を巡る旅 001icoco | LEE - LEE [リー] | 集英社の雑誌LEEオンライン
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