TBSのドキュメンタリー番組「世界遺産」が、アイスランドの「ヴァトナヨークトル国立公園」を7月9日(日)、16日(日)の2週にわたって取り上げる。
ヴァトナヨークトル国立公園は、英国とグリーンランドの間にある島国、アイスランドの南東部にある自然遺産。2019年に開催された世界遺産委員会で「火山と氷河が生んだ変化し続ける景観」として、アイスランドの3件目の世界遺産として登録された。同番組がヴァトナヨークトル国立公園を撮影するのは初となる。
国立公園の大部分を占めるのはヴァトナ氷河。東京、神奈川、埼玉がすっぽり収まるほどの広さで、高地全体を分厚い氷が覆っている。最大の特徴は氷河だけでなく、厚さ最大900mもある氷の下にいくつもの活火山が存在していることだ。噴火が起こると氷河に隠れた巨大な湖が増水して決壊し、大洪水が発生する。番組では、そのダイナミックな景観を映像に収めるため、ヘリを駆使して空撮を敢行。活火山の中でも頻繁に噴火するグリムスヴォトン火山をカメラに収めた。
そのほか、ヴァトナ氷河から解け出した水によって生まれた毎秒700トンという水量を誇るデティフォスの滝を撮影。さらに、世界的にも珍しい氷河の大地に広がるマーブル模様の景観や、海に流れ出た氷の欠片が光を浴びてダイヤモンドのように輝く「ダイヤモンドビーチ」と呼ばれる砂浜など、珍しい大自然の魅力を余すところなく伝える。
これまで70カ国近くを訪れ、数々の世界遺産を撮影してきたという担当ディレクターの江夏治樹氏は、「ヴァトナヨークトル国立公園には度肝を抜かれました」とコメント。「その規模、成り立ちの特殊性、多様な景観。まるでSF映画の世界でした」と感想を語っている。
「世界遺産」
TBS系 7月9日(日)・16日(日)午後6:00~6:30
ナレーション:杏
(情報提供 TVnavi)
TBS「世界遺産」 「まるでSF映画」の大自然 ヴァトナヨークトル国立公園を初撮影<7月9、16日放送> - 産経ニュース
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