環境:TNFD開示
自然の開示が本格化へ
TNFD枠組みに沿った自然の開示に本腰を入れる企業が急増する。CDPは生物多様性を含む統合質問書への回答を企業に要請する。
2023年9月に自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の枠組みが公表されたことを受け、24年は枠組みを使って開示に乗り出す企業が増えるだろう。TNFDは「早期開示宣言」を行う企業を募集しており、24年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で発表する。
TNFDタスクフォースメンバーの秀島弘高氏は「宣言企業は24年または25年の事業の開示が求められるため、統合報告書やTNFDレポートへの記載が本格化するのは25年から」とみる。既にTNFD試作版を使って開示した企業も複数あり(下図)、本格開示に向けた作業が加速する。「金融機関もTNFDガイダンスの指標に沿った計測開始と企業との対話が重要になる」(秀島氏)。
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[ESG徹底予測2024]自然関連財務情報の開示本格化 統合報告書に記載へ - 日経ビジネスオンライン
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