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Monday, March 25, 2024

三井不動産/自然と一体になれる物流施設、日本ロジテムが1棟利用 - LNEWS

三井不動産は3月25日、神奈川県海老名市で開発を進めている「三井不動産ロジスティクスパーク海老名南(MFLP海老名南)」が同月31日に竣工すると発表した。

<MFLP海老名南>
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<位置図>
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同施設は、圏央道「寒川北IC」から4.2km、東名高速道路「厚木IC」から5.2Kmと、両高速道路の結節点に位置しており、首都圏と近畿圏、中京圏を結ぶ広域物流への対応が可能。日本ロジテムが1棟全体を賃借し、神奈川県央地区(厚木・綾瀬・平塚・海老名)での3PL事業の重点注力拠点として利用する。

地上4階建て延床面積3万7470m2のボックス型倉庫で、1階には45フィートコンテナ車対応のトラックバースを設けたほか、倉庫の床荷重を2.0トン/m2確保するなど、さまざまな保管ニーズに対応が可能。BCP対策として72時間対応の非常用発電を備えている。

<屋上太陽光発電システム>
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<蓄電池型超急速EV充電器>
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MFLP海老名南は、三井不動産が展開する環境配慮型の物流施設「グリーンエネルギー倉庫」として3棟目の物件となった。

グリーンエネルギー倉庫は、ZEB認証を取得し、太陽光発電とトラッキング付非化石証書の活用によって再生可能エネルギーを100%供給可能とすることで、利用実態に合わせた施設全体のCO2排出量実質ゼロを目指した環境配慮型施設。MFLP海老名南では、屋上太陽光パネルによる発電と、屋内照明のLED化により省エネを推進し、最高ランクのZEB認証取得とDBJ Green Building4つ星の取得を予定している。

太陽光パネルの出力は750kW。三井不動産が運用することで、施設内へ再エネ電力を供給するほか、MFLP初の試みとして、施設外への売電を予定するとともに、パワーエックス製蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger Compact」1台を導入し、太陽光パネルの余剰電力を有効活用する。

日本ロジテムは、サステナビリティの推進を2023年度にスタートした中期経営計画で重点施策のひとつに掲げており、物流施設の選定で環境への配慮を重視していた。

<1階PARK LOUNGE(パークラウンジ)>
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MFLP海老名南では、ワーカーが心地よく自然とのつながりを感じながらリラックス効果や生産性の向上が得られることを目指し、自然とのつながりを感じられることで疲労感やストレスが低減され、創造性や生産性、幸福度が上昇することが示され近年注目を集める「Biophilic Design」を、MFLPとして初めて採用。

1階に設けた「PARK LOUNGE(パークラウンジ)」では、絶え間なく流れる水音のシンボルとなる水景、カウンターテーブル、木漏れ日の下で休めるような間伐材のスツールを配置したリクライニングスペースを設け、東屋をコンセプトとした意匠と垂れ下がる植栽でより緑視率を高めた居心地の良いキッチンエリアを演出。

JVCケンウッドのハイレゾ音響空間ソリューション「KooNe」による自然界の森(四季、朝昼夜の変化)の音に加え、自然音と調和する楽器の音色で奏でるアンビエント・サウンドで、聴覚的に心地よさを演出し、室内にいながらも自然を楽しみながらリラックスできる空間を創出している。

<屋外テラス>20240325mitsuifudosan5 710x547 - 三井不動産/自然と一体になれる物流施設、日本ロジテムが1棟利用

<左からピクニックテーブル、ハンモック、ブランコ>
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また、開発エリアに従前からある大規模な緑地帯を可能な限り残したいという想いから、3000m2の既存の樹林地や緑地空間を保全。この緑地空間につながる屋外テラスと1階ラウンジを一体設計し、通常の執務スペースから離れて気軽に自然を感じ、気分転換できる空間としている。

屋外テラスは既存緑地の植物に囲まれたピクニックテーブル、ハンモック、ブランコの3ゾーンに分かれており、気分や使い方にあわせて楽しめる公園のような空間となっている。

<エントランス左官壁>
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エントランスにはさまざまな植物の花や葉、木、果実を彷彿とさせる100%天然エッセンシャルオイルを使ったアロマディフューザーを導入した空間演出を行い、室外と室内を繋げることを意識しており、エントランスとラウンジをつなぐ直線廊下は間接照明を採用し、滞在性のあるエレベーターホールには柔らかく温かい木漏れ日を感じさせる特殊照明演出を施した。

また、やわらかな曲線のエントランス壁面は開発残土を450kg使用した左官壁となっているほか、受付のカウンターは伐採樹木を利活用して製作する等、既存の自然物を生かした設計としている。

女性トイレには生理用ナプキンの無料提供サービス「OiTr」を導入し、女性従業員の生理に伴う負担を軽減するなど、ワーカーの快適さにも配慮している。

■「三井不動産ロジスティクスパーク海老名南(MFLP海老名南)」概要
所在地:神奈川県海老名市本郷517
敷地面積:1万8110m2(5478.28坪)
延床面積:3万7470m2(1万1334.68坪)
規模・構造:地上4階建て・S造
設計施工:錢高組
竣工:2024年3月31日

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