「自然共生サイト」の2023年度後期分として62サイトが、18日付で認定された。自然共生サイトは民間などの取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域を環境相が認定する制度で、23年度の認定は前期と合わせて計184サイトとなった。後期は前期にはない特徴を持つサイトも認定された。
環境省によると、特徴の一つは国有林を企業が利活用している区域を初めて認定したことだ。「サントリー天然水の森 赤城」(群馬県渋川市、前橋市)は広さ約1300ヘクタール。08年に林野庁群馬森林管理署とサントリーが、「多様な活動を推進する森」として協定を締結。現地はカラマツやスギなどの人工林、ミズナラ、コナラなど多彩な樹種の広葉樹林などが混在する。現在はサントリーホールディングスが管理や動植物のモニタリングに取り組む。具体的には、シカの被害が増えていることから防護柵を設けて植生を守ったり、希少種のクマタカの狩り場のため、生い茂っていた草木を刈って、草地にしたりしている。
また、サントリー側と森林管理署、自治体、地元NPOが協議会を設け、保全や利活用について話し合っている。
こうした活動が評価されて自然共生サイトに認定された。
環境省自然環境計画課の小林…
自然共生サイト 今年度後期は62サイトを認定 国有林も対象:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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