
香川県内で過去に起きた自然災害を教訓に防災意識を高めてもらおうと、小学生を対象にした防災教室が高松市で開かれました。
この催しはNHK高松放送局が香川県内各地の小学校や中学校で行っていて、1日は高松市にある国分寺南部小学校の5年生107人が参加しました。
児童たちははじめに、担当者から20年前の平成16年に6つの台風が相次いで県内に上陸し、土砂崩れや高潮など甚大な被害をもたらしたと説明を受けました。
このあと、防災教育に詳しい香川大学の岩原廣彦非常勤講師が、児童たちが通う小学校がある地域の特色について説明しました。
川の近くや山のふもとに住宅が建ち並んでいるため、20年前の台風では、河川の氾濫や土砂災害で住宅にも被害が出たと指摘した上で「ハザードマップを日頃から確認し、住んでいる場所の危険性を知っておくことが重要だ」と呼びかけました。
このあと児童たちは、AR=拡張現実の技術で浸水被害を疑似体験しました。
タブレット端末のカメラで周囲の様子を写すと現実の姿に重なるように押し寄せた水が表示される仕組みで、自分の背丈を超える高さで水が押し寄せる様子に驚いていました。
参加した女子児童は「地震が起きた時には山に近づかないよう、安全な道を通って避難したい。ハザードマップを見て危険な場所を確認しておきたい」と話していました。
また、別の男子児童は「災害に備えて非常食を用意しようと思った」と話していました。
“過去の自然災害教訓に” 小学生対象に防災教室 高松|NHK 香川県のニュース - nhk.or.jp
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