サイクリスト拠点のイメージ図
【宇都宮】市は５日までに、施設老朽化などに伴う市森林公園（福岡町）の具体的な再整備計画を公表した。スポーツ自転車のプロ仕様のメカニックサービスを提供するサイクリスト拠点や森の景色を満喫できるホテルの整備、赤川ダム湖でのアクティビティーなど、市内指定管理者４社それぞれの得意分野を生かし、体験型観光地としてリニューアルする。２０２５年４月ごろの再オープンに向け、今夏中の着工を目指す。
全体コンセプトは「ＣＹＣＬＥ」「ＣＡＭＰ」「ＯＵＴＤＯＯＲ」「ＨＯＴＥＬ」の４要素が独立しながらのコラボレーション。初日にキャンプ泊、２日目はホテル泊との利用法や、マウンテンバイクで遊んでからのキャンプ泊といった多彩な滞在バリエーションにより１日では味わいきれない魅力を提供する。
宇都宮ブリッツェンの運営会社サイクルスポーツマネージメントが手がけるＣＹＣＬＥは、同公園周辺をブリッツェンの「古賀志コース」としてホーム化。従来の自然休養村管理センターをサイクリスト拠点に改装し、プロ仕様のメカニックサービスを提供するほかサイクルツアーなどを催す。
ホームセンターのカンセキが担うＣＡＭＰは、既存のバーベキュー広場とキャンプ場を集約してキャンプフィールド化。テントサイト７区画を整備し、キャンプ用品のレンタルやグッズ販売などを行う。
ＯＵＴＤＯＯＲは、アクティビティー運営会社のエム・アール・ピーが従来の少年自然の家を拠点化し、スタンドアップパドルボートやカヤックなど湖面アクティビティーを提供。山岳ツアーや外遊びスクールなども企画する。ＨＯＴＥＬは不動産業のビルススタジオが従来のサイクリングターミナルを改装。２階にビューバス付きなど４タイプの客室８室を整備する。
再オープン10年後の目標来場者数を、新型コロナウイルス禍前の１・５倍となる年間35万人に設定。市魅力創造部は「自然を生かした体験型観光地として誘客できるよう魅力向上を図り、大谷地区や道の駅うつのみやろまんちっく村との周遊性向上につなげ、地域全体を活性化していきたい」としている。
宇都宮市森林公園、自然生かした体験型観光地に サイクリスト拠点、キャンプ、ホテル･･･ 2025年４月ごろオープンへ - 下野新聞
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