昆虫の採集方法や地元の生態系について知ってもらおうと、氷ノ山自然ふれあい館響の森(若桜町つく米)は7日、2019年に氷ノ山で見つかった新種の昆虫「ヒョウノセンヒメハナノミ」などを探すイベントを開催した。親子6組13人が参加し、昆虫採集や自然観察を楽しんだ。
ヒョウノセンヒメハナノミの発見者で鳥取県立博物館学芸員の鶴智之さん(45)が講師を務めた。鶴さんによるとハナノミはカブトムシの仲間で、大きさは約4ミリ。日本で180種ほどがいるが、ヒョウノセンヒメハナノミは氷ノ山でしか発見されていないという。
参加者らは、虫網で木の葉をたたいたり掃くようにしたりする採集方法や、木によって集まる虫に違いがあることなどを教わりながら、同館付近を1時間ほど散策して虫を探した。
新種が最初に見つかったイワガラミやクリの木などからヒョウノセンヒメハナノミのほか、コガネムシやバッタ、ダニなど37種類を採集。手でつかみにくい小型の昆虫は自作した吸虫管で吸い取った。鳥取市から参加した中野知信さん(8)は「学んだことを生かして昆虫博士になりたい」と話した。
新種の昆虫を氷ノ山で探せ 親子で採集や自然観察 - 日本海新聞
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