「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島、沖縄県)の世界自然遺産登録決定を受け、生態系の保護などに取り組んできた地元関係者は喜びに包まれ、自然環境を守り抜く決意を新たにした。
26日午後6時半すぎ、沖縄島北部の住民団体「やんばるリンクス」のメンバーらは、それぞれオンラインで審議を見守った。金城幸夫さん(63)は「人が守ってきたからこそ今の森がある。努力が評価されたようで、うれしい」と声を弾ませた。
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山川安雄代表(63)は「住民からも情報が届き、地域で守ろうという意識が高まっている。環境保全に努め、観光業との両立を図っていきたい」と意気込んだ。
奄美大島と徳之島に生息する特別天然記念物・アマミノクロウサギ。野良猫が野生化した天敵・ノネコの捕獲が進むが、その分、生息域が広がって交通事故死が急増し、昨年は両島で過去最多の66匹。5月の勧告では、ユネスコの諮問機関も喫緊の課題と指摘した。
野良猫に避妊・去勢手術を施し、飼い猫として譲渡する活動を行う「奄美いんまや動物病院」の伊藤圭子院長(43)は「人間が取り組みを続けるしかない」と気を引き締め、「生態系を守る自覚を強めるきっかけになれば」と願った。
世界自然遺産決定に奄美・沖縄「努力評価された」自然環境守る決意新た - 読売新聞
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