白馬村に来年九月、県内初となる中高一貫のインターナショナルスクールが開校する。中心になって準備しているのは二〇〇九年に家族で移住した草本朋子さん(51)。北アルプスに抱かれた豊かな自然を生かし、持続可能な社会などを実践的に学ぶ構想で、近く初年度の生徒募集を始める。 (日下部弘太)
三・六ヘクタールの広い森に杉の木が整然と並ぶ。村北部の岩岳地区に今年初め、草本さんが貯金をはたいて購入した学校用地だ。隣には田んぼ、近くにスキー場や旅館街がある。「自然の中で学ぶことを楽しむ生徒に来てもらえたら」
草本さんは熊本市出身。東京大を卒業して外資系投資銀行に入り、米国で経営学修士号(MBA)を取得した。オーストラリア人の夫と高三、高一、小六の三人の子どもがいる。
白馬に移住後はほぼ主婦だったが、知人の誘いで一四年、生徒減少で廃校の危機に陥った白馬高校の魅力化プロジェクトに携わった。同校は国際観光科を設け、生徒の全国募集に乗り出した。
その結果、生徒が増えて存続できただけでなく「県外から生徒が来たことで地元生も白馬に誇りを持つ子が増え、学校が生き生きしてきた」と草本さん。「英語で教育すれば、世界から...
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