
気候条件によって引き起こされた自然災害の数は、過去50年間で5倍に増加した。国連の世界気象機関(WMO)の報告で明らかとなった。
同機関のペッテリ・タアラス事務局長は、「天候や気候、水文学的な異常現象の数は増加しており、それらは気候変動の結果として世界の多くの地域で今後より頻繁かつ深刻になる」と表明した。
#Climatechange has ⬆️ extreme weather but early warnings save lives
Deaths ⬇️ threefold 1970- 2019.
1970s and 1980s saw reported average 170 deaths per day
1990s - 90 deaths per day
2010s - 40 related deaths per dayMore than 90% of deaths are in developing countries. pic.twitter.com/EDetW53qU1
— World Meteorological Organization (@WMO) September 1, 2021
また、同事務局長は、1970年から2019年の間に1万1000件以上の自然災害が発生し、200万人以上が死亡、約3兆6400億ドル(約402兆円)の経済的損失が発生したと指摘した。その場合、死者の91%以上が発展途上国で発生している。
さらにWMOによると、自然災害により世界では経済的損失が大きく増加しているという。1970年の被害額が1日あたり4900万ドル(約54億円)とした場合、2010年から2019年の被害額はその7倍、1日あたり3億8300万ドル(約423億円)となる。
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