
生物の標本を展示し研究機関の役割も果たす国立の自然史博物館の設立に向けた機運を高めようと、本部町の沖縄美ら海水族館で企画展が開かれています。
企画展は、国立の自然史博物館の役割や重要性を多くの人に知ってもらい設立に向けた機運を高めようと、沖縄美ら島財団などが開いています。
会場では、多様な生物を採集して標本にすることやそれを最新の手法で分析したり、研究の成果を展示したりする自然史博物館の役割などがパネルで紹介されています。
また沖縄には多様な生き物が生息していることを知ってもらおうと、国の天然記念物の「ヤンバルクイナ」や「ノグチゲラ」のはく製が展示されています。
自然史博物館をめぐっては、生物多様性に富み東アジアの中心に位置する沖縄に設立することが望ましいと日本学術会議が政府に提言しているほか、新たな観光資源になるとして県も設立に向けた取り組みを続けています。
お茶の水女子大学の客員教授で、国立沖縄自然史博物館設立準備委員会の岸本健雄代表理事は「世界に環境保全の大切さを呼びかけていくためにも生物多様性に富んだ沖縄に自然史博物館を作ることが重要です」と話していました。
企画展は、来年4月3日まで開かれています。
自然史博物館設立に向けた企画展 沖縄美ら海水族館|NHK 沖縄県のニュース - nhk.or.jp
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