
ことし7月に生まれた国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」のヒナ4羽が、無事、巣立ちの時期迎え、ファミリーパークは「初めて自然繁殖に成功した」と発表しました。
富山市ファミリーパークは、国の特別天然記念物で、絶滅のおそれがある「ニホンライチョウ」について、2年前から母鳥が卵を抱えて温める「抱卵」での自然繁殖に取り組んでいます。
ことし7月中旬に抱卵からふ化したライチョウのヒナ6羽のうちオス2羽とメス2羽が、ふ化から3か月が経過して、無事、巣立ちの時期を迎え、ファミリーパークは「初めて自然繁殖に成功した」と発表しました。
4羽は、いずれも体長が約30センチと成鳥と同じ大きさになり、母鳥と離れて過ごす時間が多くなっているということです。
一度に4羽の自然繁殖に成功したのは、全国の動物園の中で最も多いということです。
繁殖に成功した要因としてファミリーパークは、ことしは新たに腸内細菌を整えるエサを食べさせたことや、飼育部屋に隠れる場所を増やしたこと、それに部屋全体を消毒したことをあげています。
ライチョウの飼育を担当する田中翔大さんは「今後、ヒナの毛の色が変わる様子やオスとメスの違いが出てくる様子を見てもらえればおもしろいと思う。ヒナはまだ成長途中なので、繁殖ができる大人になるまで飼育していきたい」と話していました。
飼育小屋でのヒナの様子は、年内はライブ映像で公開される予定です。
富山市の動物園 ニホンライチョウの自然繁殖に初めて成功 |NHK 富山県のニュース - nhk.or.jp
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