
■国内最多4羽 7月に富山市ファミリーパーク(同市古沢)で自然ふ化したニホンライチョウのひな4羽は、13日で母鳥の下で育てられて3カ月を迎える。野生であれば親から独り立ちする時期であり、人工繁殖でも子育て期間の終了と考えることから、ファミリーパークは初めて自然育雛(いくすう)に成功することになる。4羽で自然育雛が成功するのは、国内で最多になる。 ファミリーパークは2015年から、環境省の保護増殖事業に参加している。同年に人工ふ化、17年には自然ふ化に成功した。産卵や人工飼育の技術は向上したものの、母鳥の子育ては昨年1カ月続いたのが最長で、3カ月も継続したことはなかった。 ことしは7月13、14の両日に相次いで計6羽が自然ふ化した。1羽は母鳥からの攻撃を受け死亡し、別の1羽は足に異常が出て人工飼育することになったことから、残りの4羽が母鳥と一緒に過ごしている。感染症防止に配慮した餌やりや清潔な飼育環境整備などを徹底し、4羽とも体長25センチ余りに成長した。
国内では昨年、いしかわ動物園(石川)で1羽、那須どうぶつ王国(栃木)で2羽が初めて自然育雛に成功している。今回、ファミリーパークが最多の自然育雛に成功したことで、保護増殖事業が一歩前進することになる。
自然育雛 初成功へ 富山市ファミリーパーク (北日本新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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