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Sunday, November 7, 2021

【アウトドア キャンプ 自然と生きる】大小の滝織りなす絶景 水の豊かさに圧倒 木戸川渓谷(楢葉町) | 福島民報 - 福島民報

木戸川渓谷に差し込む秋の日差しを浴びるなすびさん。非常に険しい山肌からは布滝(中央奥)が流れ落ちる
木戸川渓谷に差し込む秋の日差しを浴びるなすびさん。非常に険しい山肌からは布滝(中央奥)が流れ落ちる

 新緑や紅葉など四季折々の表情を見せる木戸川渓谷。遊歩道が整備され、老若男女を問わず、雄大な自然を気軽に楽しむことができる。山々が赤く色づき始めた渓谷を訪ねた。

 木戸川の流れにより、長い年月をかけて雄大なV字谷が形成された。浸食などによってできた奇岩や怪石、大小の滝が連なり、貴重な植物が群生する。

 第二駐車場に車を止め、遊歩道をしばらく歩くと、大滝神社の鳥居が目に入る。近くに、2本の杉の巨木がそびえ立つ。町指定天然記念物の「じい杉・ばあ杉」だ。推定樹齢は1200年。高さ約25メートル、幹回りはじい杉が5・5メートル、ばあ杉が5・1メートルもあり、原生林の中で異彩を放つ。二本筋の「雄滝雌滝(おだきめだき)」、急な斜面を一筋の流れが渓流に注ぎ込む「布滝」など絶景が広がる。マイナスイオンを全身に浴び、気力がみなぎる感覚を得た。

 町の史料によると、平安時代、紀州熊野山の那智麻呂という行者がカラスを道案内に本宮から熊野の神霊を奉じ、鎮座の地を求めて海路で北上してきた。

 木戸川の河口に差し掛かった際、那智麻呂は川の上流に縁があると直感。村人の案内で川をさかのぼり、雄滝雌滝のある場所を神地と定め、大滝神社として祭った。那智麻呂がこの時、携えていたつえを地面に刺したところ、芽を吹き、根を張り、大きな杉に育ったとされる。

 町観光振興係長の草野裕さん(47)が案内してくれた。「雄大な自然や町の歴史を知ることができる木戸川渓谷は貴重な宝」。誇らしそうに語った。

   文 須釜 豊和

  写真 佐藤 裕之

(次回は14日掲載予定)

【なすびのお薦めポイント】水の豊かさに圧倒

 楢葉町には何度も足を運んでいますが、海沿いに行くことがほとんどで、初めて渓谷を訪ねました。雄大な自然と水の豊かさに圧倒されます。新たな町の魅力を知ることができます。

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