世界自然遺産に登録された奄美大島と徳之島、それに沖縄の西表島などで、地域の活性化や自然保護に取り組む団体が活動内容を報告するオンライン会議が開かれました。
オンライン会議は世界自然遺産への登録をきっかけに、それぞれの地域で活動する団体の連携を深めようと環境省が開きました。
会議にはおよそ50人が参加し、自治体や民間団体の担当者が地域の活性化や自然保護に向けた取り組みについて報告しました。
このうち、徳之島町の職員は、国の特別天然記念物のアマミノクロウサギによる特産のたんかんの木への食害について、防護柵などを設置した結果、被害が9割減少したことを報告しました。
徳之島町では、防護柵の設置費用をふるさと納税を活用して集め、収穫されたたんかんを返礼品にするなどして、農業の振興と動物との共存を図っているということです。
また、沖縄の西表島で自然保護に取り組む団体は、イリオモテヤマネコが巻き込まれる交通事故が相次ぐなか、夜間パトロールを行ったほか、島の子どもたちがドライバーへの注意を呼びかける看板を製作したことなどを発表しました。
環境省沖縄奄美自然環境事務所の浪花伸和国立公園課長は「4つの島が同じ世界遺産に登録されるのは日本では初めてで、情報を共有することが各団体の強みとなるので、これからもネットワーク作りを進めていきたい」と話していました。
世界自然遺産に登録 地域の活性化など活動報告会|NHK 鹿児島県のニュース - nhk.or.jp
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