木の実やドライフラワーを細い針金でつないだリース作品「トロッケンクランツ」を、兵庫県洲本市五色町鮎原南谷の市立五色図書館が展示している。作者は同県南あわじ市の自宅近くで教室を開いている福岡明日香さん(49)。身近な自然の中で集めた素材を生かす。(吉田みなみ)
トロッケンクランツは、名古屋市の猪飼麻美子さんが商標登録したブランド名で、ドイツの伝統工芸を現代風にアレンジした。
福岡さんは造園業の傍ら、趣味で落ち葉や木の実を集め、木工を楽しんでいた。4年前に会員制交流サイト(SNS)で見たトロッケンクランツに心を奪われ、猪飼さんのアトリエに通って講師に認定された。関西で1人目という。教室で7人に手ほどきしている。
今回が島内初の個展で、四季を題材とした46点を館内の円形ソファ周辺に飾った。松やツバキで正月らしさを表現したり、造花のヒマワリをあしらったりしている。小さなリースを付けた結婚式のウエルカムボードもある。
福岡さんは、「作品に使う素材を探しながら日々を過ごすと、歩き慣れた道も楽しくなる。淡路島は自然が豊かで木の実や花がたくさんある。魅力を共有したい」と話す。
30日まで。午前10時~午後6時。無料。同館TEL0799・32・1693。福岡さんはアトリエ見学を受け付けている。福岡造園緑化TEL0799・36・3570
島の豊かな自然、おしゃれリースに 洲本で「トロッケンクランツ」展示 - 神戸新聞
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