千葉商科大学(原科幸彦学長)は、電気とガスを含めキャンパスの総エネルギー消費量に相当するエネルギー量を再生可能エネルギーで発電する、「自然エネルギー100%大学」をめざす取り組みを進めている。同大は2017年に独自の環境目標を設定。「消費電力に関する100%」は19年に達成した。現在、「消費エネルギーに関する100%」の目標2を23年度までの達成をめざしている。
◆達成状況
112.8%(21年1~12月の自然エネルギー率) 【2023年度目標:100%】
※自然エネルギー率とは:創出エネルギー量を消費エネルギー量で割った値(小数点第2位以下を切り捨て)
※新型コロナウイルス感染拡大防止の各種対応の結果、キャンパスの消費エネルギー量が大幅に減少し、同大の環境目標2が実測上は達成となっている。しかしながら、これは新型コロナウイルスの流行による異常事態の結果であることから、環境目標2の達成年度を23年度としている。
◆「自然エネルギー100%大学」への取り組みや関連するこれまでの主な動き(21年度)
・21年4月 18年9月より参加している気候変動イニシアティブ(JCI)が発表した「パリ協定を実現する野心的な30年目標を日本政府に求めるJCIメッセージ」に賛同を表明。
・21年6月 原科学長が代表世話人を務める「自然エネルギー大学リーグ」が設立。日本国内の大学が集まり、自然エネルギーの活用等を通じて大学活動に伴う環境負荷を抑制し、脱炭素化をめざすことを目的としている。
・同6月 石炭火力の廃止に取り組む平田仁子サイエンスアカデミー特別客員准教授が、21年のゴールドマン環境賞を受賞。日本人の受賞者としては23年ぶり3人目、日本人女性としては初の受賞。
・同7月 学生団体SONEが省エネ意識啓発のため、学内で打ち水イベントを実施。
・同7月 「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参画。
・同7~12月 環境に関心のある高校生を対象に「自然エネルギーと私たちの未来」「SDGsのために、今、私たちができること」という二つのテーマで「第7回全国高校生 環境スピーチコンテスト~コロナ禍のもとで考える~」を実施。
・同12月 22 年 2 月から学内建物に蓄電池設備を導入することを発表。屋上太陽光発電による電気を災害時等の非常電源として活用できるようになる。
環境・エネルギーへの取り組みの詳細は同大ウェブサイト
大学倶楽部・千葉商科大:「自然エネルギー100%大学」へ 2021年度の達成・取り組み状況 - 毎日新聞
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