独特の地形や珍しい植物群が残る三島村の3つの島が、ことし春にも「みしま県立自然公園」として県に指定され、保護が図られる見通しとなりました。
新たに県立自然公園に指定されるのは、三島村の3つの島のそれぞれ一部で、合わせておよそ2150ヘクタールの陸地とその周辺の海域です。
このうち、竹島と硫黄島は7300年前の縄文時代の巨大噴火でできた「鬼界カルデラ」の北端に位置しています。
竹島は火砕流の堆積物が折り重なった地層や断崖などの雄大な地形が、硫黄島は火山特有の植物が分布していることなどがそれぞれ評価されました。
また、黒島は巨大噴火の影響をほとんど受けず、山には豊かな照葉樹林が広がり、アカガシなどの珍しい植物群落が国の天然記念物に指定されています。
こうした島独特の景観のほか、高級食材の「大名タケノコ」やつばきの実から取り出した「つばき油」の販売など、島の恵みを生かした人々の営みも評価されました。
三島村の大山辰夫村長は「日常的に接している自然が、貴重で価値のあるものとして認定される見通しになり誇りに思う。新型コロナが落ち着いたら3島に足を運んでもらいたい」と話しています。
三島村の3島 今春にも県立自然公園指定へ|NHK 鹿児島県のニュース - nhk.or.jp
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