2022年03月01日
昨今、ドローンなどの無人航空機が急速に普及し、様々な分野で活用され始めており、国立公園内においても美しい風景や人間では立ち入りが困難な場所の撮影にドローンが利用される事例が増えています。その一方で、国立公園内でドローンを使用することが他の公園利用者との様々なトラブルの原因(騒音や落下事故等)となることや、国立公園内に分布する希少な野生生物の生態に悪影響を及ぼすことが懸念されています。
そのため、信越自然環境事務所が管轄する3つの国立公園(上信越高原国立公園、妙高戸隠連山国立公園、中部山岳国立公園)内におけるドローン使用上の注意点を整理しました。国立公園内でドローンを使用する際には、公園利用者の安全を確保するとともに自然環境の保護のため以下の事項に注意して取り扱ってください。
なお、航空法に基づく無人航空機の飛行に関するルールについては以下のURLをご確認ください。
国立公園内におけるドローン使用上の注意事項
1.事前に飛行させる場所を担当している国立公園管理官事務所・自然保護官事務所等に
お問い合わせください。
国立公園内でのドローン飛行について、飛行区域や飛行日時等を確認させていただくとともに、国立公園における地域ルールやマナーなどを説明させていただきます。
2.希少な野生動物の生息に支障がないよう、十分にご配慮ください。
国立公園内には様々な野生動物が生息しており、ドローンを飛行させる場所や時期・季節等によってはそれらに過剰なストレスを与えてしまうほか、生態に悪影響を及ぼす恐れがあります。特に国内希少野生動植物種に指定されているライチョウや希少猛禽類の営巣時期を含め、希少な野生動物が近くに確認される場合は飛行させないようお願いします。
3.他の国立公園利用者への支障がないよう、十分にご配慮ください。
園地・歩道・利用施設の周辺など利用者が集中する場合や、宿泊施設・露天風呂の周辺などプライバシーに支障がある場合は飛行させないようお願いします。その他、不必要な低空飛行、高調音を発する飛行、急降下など、利用者や施設等に迷惑を及ぼすような飛行はさせないようお願いします。
4.ヘリコプターの運航にご配慮ください。
山岳地では山小屋等施設の物資輸送や救急救助等においてヘリコプターが運航しており、ドローンの飛行がヘリコプターの運航に支障を及ぼすおそれがあります。山小屋等の周辺でドローンを飛行させる場合は、事前に山小屋等にご確認ください。
※この注意喚起文書は、2018年9月21日に当ホームページに掲載していた注意喚起文書の内容を更新した文書となります。
国立公園内におけるドローンの使用について【注意喚起】[信越自然環境事務所]:環境省 - 中部地方環境事務所
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