「第38回全国都市緑化くまもとフェア くまもと花と緑の博覧会(くまもと花博)」の一環で、3つの主要エリアの一つとなる熊本・立田山(北区乗超ヶ丘)で現在、自然と触れ合う「木育(もくいく)」イベントが行われている。
立田山は標高152メートル。市街地に残された貴重な自然緑地で、普段は市民に健康づくりや触れ合いの場として利用されている。細川家の菩提寺「泰勝寺」跡などの歴史・文化も一体となっているのが魅力の一つ。
くまもと花博に合わせて県産木材を使ったアスレチック遊具やターザンロープが完成。木の温もりを感じてもらおうと「木育広場」と題し、たまごプールや積木などのおもちゃもそろえる。そのほか、竹で作られたブランコやジャングルジム、樹木をそのまま生かしたツリーハウスも用意。期間限定でグランピング体験やキャンプグッズの展示などを行う「KUMA.Camp」、折り畳み椅子や小物などを自分で作る木工ワークショップも行う。
福岡県から小学1年の娘と訪れた北原加奈子さんは「花博にはとても興味があり、行ってみたいと思っていた。特に子どもが楽しめそうなこのエリアに来てみたが、想像以上に子どもが喜んでくれた。コロナの影響でなかなか外出できず、なるべく自然に触れるイベントに参加したいと思っていたのでうれしい。木育に絡むさまざまな企画があるので、また参加したい」と話していた。
開催時間は10時~16時。「KUMA.Camp」=4月16日・17日、5月14日・15日。木育ワークショップ=土曜・日曜・祝日(当日参加可)。5月22日まで。
熊本・立田山で「木育」イベント 子どもたちが自然と触れ合う - 熊本経済新聞
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