
鮮やかに咲く花々を楽しむ親子=長島町指江のサンセットの丘
指宿市では観光客が砂の道(砂州)を歩き、続々と知林ケ島に渡った。ガイドウォークに参加した鹿児島市宇宿4丁目の会社員草尾陽一さん(43)は「なるべく人の集まる場所は避けている。野外イベントを探して来た」と汗をぬぐった。
同市開聞十町の市営唐船峡そうめん流しには466人が来店した。海江田勝博支配人は「思ったより多かったが、混み合わなかった。お客さんが少人数で来たり、時間をずらしたり、気を遣っている」と話した。
約50種類の花30万本が咲く長島町指江の「サンセットの丘」には、「NO!コロナ」など花文字のエールが並ぶ。薩摩川内市宮崎町のパート桑原由香里さん(33)は「コロナ下で久しぶりの外出。子どもが元気に走り回っている姿がうれしい」と目を細めた。
姶良市蒲生の「花の森・かもんしらお」では鮮やかなピンクのシバザクラが来園者を迎えた。同市西餅田の花田愛子さん(82)は「満開できれい。気分転換になった」。同園は長年手入れをしてきたオーナーの徳重初男さん(74)から、地元の高齢者クラブが昨年引き継いだ。田中昌之代表(69)は「この先も守っていきたい」と力を込めた。
南大隅町根占の雄川の滝は午前中から盛況。落差46メートルの滝やエメラルドグリーンの滝つぼを背景に写真撮影する姿が目立った。
家族3人で訪れた宮崎市田野町の会社員矢野康文さん(47)は「コロナが身近に迫ってきた感じがする。人が少ない自然の中で楽しもうと思って来た」と迫力ある景色に見入った。
来場者を誘導する係員の福園明夫さん(67)=南大隅町根占=はコロナの再拡大を警戒。「先週末より来客数は半減した。ゴールデンウイークの状況が読めない」と話した。
自然の中で春満喫 コロナ下、密避け屋外へ 春休み最後の日曜日 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞
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