勝部真一
和歌山県田辺市の天神崎で12日、自然観察教室があり、親子連れら約100人が参加した。ナショナルトラスト運動などで、保全活動に取り組んでいる「天神崎の自然を大切にする会」が1975年から続けているが、新型コロナウイルスの影響でこの2年は見送っていて3年ぶりの開催になった。
この日は大潮で午前10時すぎに干潮になるため、丸山周辺の磯はあちこちに潮だまりができていた。晴天にも恵まれ絶好の「観察日より」になった。
参加者らはアミやバケツを手に、海水に足を入れながら生物を観察したり、採取したりしていた。約1時間後、生物を持ち寄り専門家が解説。しま模様のナマコ「トラフナマコ」やゴカイの仲間の「ケヤリムシ」、梅干しに似た姿の「ウメボシイソギンチャク」など普段は目にすることのない生物も集まった。説明終了後には採取した生物を海にかえした。
会の発足からの中心メンバーの玉井済夫さんは、「3年ぶりにようやく開くことができた。天気も良くて安心した」と喜んでいた。(勝部真一)
天神崎を身近に感じて 自然観察教室、3年ぶり開催 - 朝日新聞デジタル
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