生物の多様性を守ることが国際的な課題となる中、企業の間で自然の保全につなげるための取り組みが広がっています。
損保大手の三井住友海上は、船舶事故による油の流出などで海洋汚染が発生した場合、船の運航事業者が行う復旧作業の費用に保険を適用するサービスを先月始めました。
会社によりますと、これまでの保険でも海洋汚染の損害による賠償については補償されていましたが、事業者が自主的に行う油の回収などの復旧作業は対象になっていなかったということです。
また、森林火災が起きたあと、費用の負担が大きく植林が進まないことが課題となっていましたが、その費用の一部にも保険を適用することになりました。
三井住友海上の関口洋平サステナビリティ推進チーム長は「生物多様性を守るために企業などの顧客の意識を高めていくことにもつなげていきたい」と話していました。
また、日用品メーカーの花王は洗剤などの原料となるパーム油の調達をめぐり、インドネシアなどで森林を破壊せずに農園を管理する取り組みを進めています。
生物の多様性を守ることが国際的な課題となる中、企業の間で自然の保全につなげるための取り組みが広がっています。
“生物の多様性守る” 企業が自然保全につなげる取り組み - nhk.or.jp
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