日本国内だけでなく、世界的な活躍を続けるチームラボのアートイベントが各地で開催されている。チームラボボーダレスが、2022年8月31日(水)で閉館してしまうのは悲しいことだが、原宿で開催中の「捕まえて集める神秘の森」や、夜の植物公園を舞台にした「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」などの注目イベントが盛りだくさんだ。
「チームラボ かみさまがすまう森」は、チームラボが佐賀県の妙高高原にある御船山楽園を舞台に毎年開催しているアートイベント。開催8回目となる今年も、50万平方メートルの広大な敷地内に息づく大自然と、最新のデジタルテクノロジーを駆使したデジタルアートの融合が楽しめる。
自然とその精神性に焦点を当てた同展は、チームラボが進める「Digitized Nature」というプロジェクトの一貫だ。非物質的であるデジタルアートによって「自然が自然のままアートになる」というコンセプトのもと、自然と人とのつながりと境界のない時間の連続性を表現する。
見どころは、敷地内に鎮座する巨石を使ったインスタレーション作品「かみさまの御前なる岩に憑依する滝」や、池の水面にカラフルな魚たちを投影した「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」。また、今年は新作「生命は結晶化したうごめく光」も登場する。結晶化したような光がうごめき、中心から虹色に輝くという神秘的な作品で、作品に触れることも可能だ。
敷地内にある使われなくなった浴場を利用した「廃墟の湯屋にあるメガリス」も見逃せない。床に突き刺さった柱のようなディスプレーには、花や水のデジタルプロジェクションが投影されており、廃虚の浴場を神秘的な光で照らし出している。
また、御船山楽園を訪れたら「サウナシュラン」で3年連続グランプリを獲得した御船山楽園ホテル「らかんの湯」も訪れてみよう。総重量3トンにもなる巨大ストーブがある「薪(まき)サウナ」や、スタイリッシュなデザインが特徴の水風呂がある。
「チームラボ かみさまがすまう森」の開催期間は11月6日(日)まで。周辺には歴史的な温泉街、武雄温泉もあるので、併せてチェックしてみるといいだろう。
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チームラボが佐賀県の大自然を舞台にした展覧会を今年も開催 - Time Out Tokyo
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