東孝司
自然体験教室が27日、徳島市の吉野川河口干潟で開かれ、京都、大阪、兵庫の各府県から集まった家族連れら47人が貴重なカニや貝、魚など多様な生き物の生態を観察した。
環境学習を通じて府県民の交流を図る企画で、関西広域連合の広域環境保全局(事務局・滋賀県)が開いた。これまで琵琶湖や和歌山県などで催されてきたが、近年は環境省の重要湿地に選定されている吉野川河口干潟が会場になっている。
この日の観察会には干潟の保全などに取り組む「とくしま自然観察の会」が協力。シオマネキの稚ガニである「青ガニ」やハクセンシオマネキなどが観察できるポイントを参加者に教え、「泥の干潟が減っていてシオマネキの絶滅が心配」「生き物は自然をきれいにする。汚くするのは人間だけ」と解説した。
神戸市から参加した小学3年の林紡希さん(8)は「図鑑でしか見たことのなかったシオマネキのダンスが見られて、うれしかった」と喜んでいた。
参加者は干潟観察に先立ち、上板町の「技の館」で藍染めも体験した。(東孝司)
吉野川河口干潟で関西広域連合の自然教室 シオマネキなど観察:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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