佐賀県多久市北多久町のJR多久駅に隣接する市まちづくり交流センター「あいぱれっと」で25日、オーガニックや天然素材の商品が集まる「テラス・ド・自然派・マーケット」が開かれ、地元をはじめ佐賀市、唐津市などから訪れた買い物客でにぎわった。
「あいぱれっと」では、これまでにも手作りの食べ物やアクセサリーなどが並ぶマルシェを開いてきたが、「自然派」というテーマに絞って開催するのは初めて。主催団体の「たく21」は「安心して購入できる生産者とつながり、いい商品を広めたい」(担当者)という思いでイベントを企画したという。
無農薬野菜、オーガニックのスイーツやパン、花、国産リネン製カーテンなどのインテリア製品や雑貨など、県内のほか福岡、長崎両県から、合計33の個性的な店が集まった。
武雄市で農業を始めてまだ1年目という泊理絵さん(35)、晃永(あきひさ)さん(34)夫妻は、農薬や化学肥料を使わずに約40種類の野菜を栽培。「山to大地」という会社をつくり、ネット注文を受けて配達したり、各地で開かれるマルシェに出店したりしているという。
この日は空心菜やアスパラ、モロヘイヤ、オクラなど10種類以上の野菜を販売。午前中には大半が売れた。
理絵さんは「私が消費者の立場でも、どういう人が作った農産物なのか気になるところ。対面で向き合うことで、作った側の温度も伝えることができるのが、こうしたイベントの魅力。野菜の食べ方がわからないという人に、直接調理法も伝えることができます」と話していた。(野上隆生)
「自然派マーケット」にぎわう 県内外の33店舗が多久市に集合:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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