丹波市では、里山の自然がもたらす恵みについて知ってもらいたいと、食肉として活用される野生動物や漢方薬に使われる薬草などを紹介する展示会が開かれています。
展示会は、丹波市氷上町の博物館で開かれていて、山々に囲まれた地域で、古くから野生動物を食肉として活用する習慣や豊かな自然を生かして薬草の栽培が行われてきた様子を紹介しています。
このうち、野生動物のコーナーでは、ツキノワグマやイノシシ、シカなどの剥製17点が展示され、農作物を食い荒らしたり住宅地に現れて人に危害を加えたりする様子を紹介した上で、許可された狩猟を通じて、食用肉として活用している県の取り組みが紹介されています。
また、薬草のコーナーでは、根は漢方薬、葉は食品や入浴剤に加工して活用するなど、丹波市で特産化が進む「当帰」を乾燥させた葉が展示され、すっきりとした薬草独特の匂いを嗅ぐこともできます。
このほか、漢方薬を調合するときに使われてきた古い道具や薬草の標本が展示されています。
「丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアム」の朴侑希館長補佐は「丹波市と言えば栗や小豆が有名ですが、ジビエや薬草も有名です。自然豊かな丹波の里山の恵みに興味を持ってほしいです」と話していました。
この展示会は今月21日まで行われています。
丹波市で里山の自然がもたらす恵みを紹介する展示会|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp
Read More
No comments:
Post a Comment