「ロータリー奉仕デー」に合わせて
国際的な社会奉仕団体「国際ロータリー」の第2740地区を構成する佐賀県と長崎県のロータリークラブが10日、環境美化活動を実施した。「ロータリー奉仕デー」に合わせて、佐賀県内の22クラブと長崎県内の33クラブのほとんどが活動を行い、自然や生活環境の保全に協力した。
佐賀、神埼、多久、小城市内の10ロータリークラブからは会員や家族ら約210人が参加し、東与賀海岸(佐賀市)のシチメンソウ群生地で清掃活動を行った。
台風の影響で石の隙間に大量に挟まったヨシのくずを拾い、ペットボトルや酒の紙パックなどを回収。午前7時半からの約1時間で、軽トラック2台分のごみが集まった。
第1グループガバナー補佐の牟田清敬さん(65)は「他の団体や学校でも積極的に清掃活動が行われ、例年よりもごみが少ない気がした。朝早くから皆で活動するのは気持ちがいい」と話した。父親と参加した寺井心春さん(10)は「ごみを拾いながら、干潟の生き物も見つけた」と活動を楽しんでいた。(樋口絢乃)
唐津市内の唐津、唐津東、唐津西、唐津中央ロータリークラブは、唐津市東の浜で合同清掃活動を行った。会員や家族、職場の同僚ら約60人が参加し、虹の松原が広がる一帯の砂浜で、木片やビニール袋などを拾い集めた。
先日来の強風、しけで波打ち際には木くずなどが大量に打ち上げられ、会員らは強い日差しの下で汗を流した。今回、事務局の唐津ロータリークラブ・山下正雄会長は「年一回、みんなで力を合わせてやっている。クラブ間の親睦を深める機会にもなれば」と話した。(松田毅)
鹿島ロータリークラブ(平川直樹会長)とローターアクトクラブは、鹿島市のJR肥前鹿島駅前などで清掃活動を行った。
21人が参加し、中心商店街「スカイロード」一帯で道路脇や植え込みなどのごみを拾い集めた。約1時間の活動で、たばこの吸い殻や空き缶、プラスチックごみなど10袋分を回収した。
迎雅璫嗣さんは「市民や観光客が気持ち良く過ごせるよう、これからも清掃奉仕活動を継続していきたい」と話した。(山口源貴)
佐賀県内ロータリークラブが美化活動 自然や生活環境の保全に協力 - 佐賀新聞
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