和歌山県立自然博物館(海南市船尾)は、県指定天然記念物「オオダイガハラサンショウウオ」の生体の常設展示を始めた。オオダイガハラサンショウウオは紀伊半島でのみ生息する固有種。生体の常設展示を行っている水族館などは全国で同館だけという。
オオダイガハラサンショウウオはサンショウウオ科サンショウウオ属の一種。全長約20センチで同属の中では最大級という。紀伊半島の三重、奈良、和歌山の3県のみに分布する固有種で、標高の高い山地に生息し、渓流域で冷たい水を好む。県は平成30年に天然記念物に指定している。
今回の常設展示では、水槽用冷却装置などを備えた専用水槽を館内第1展示室「淡水の生き物コーナー」に設置し、県内で採集した1匹を展示している。
同館の担当者は「珍しいサンショウウオをぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同館(073・483・1777)。
和歌山県立自然博物館で「オオダイガハラサンショウウオ」常設展示 国内で唯一 - 産経ニュース
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