日本の屋根とも言われるアルプスなどでの動植物や地質の研究を紹介した信州大学(本部・松本市)の展示が12月22日まで、東京都千代田区の文部科学省のエントランスホールで行われている。
展示のテーマは「信州大学の自然科学」。会場の背景には北ア南部の大型パナラマ写真が据えられ、山岳を訪れた雰囲気を演出。その前には8本の筒が並べられ、約160万年前から激しさを増した北アの隆起や、魚を捕らえて食べる上高地のニホンザルの生態、北極圏周辺をルーツとする高山植物コマクサの進化といった研究成果を解説している。ライチョウの剥製の展示に加え、ドローン撮影などによる映像も流している。
午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)。入場無料。
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■主な展示内容
▽信州自然科学の祖、矢澤米三郎と信州博物館
▽古の山岳ロマン 「北アルプス1万メートルの幻の火山」
▽剥製(ライチョウ)に尋ねる100年前の遺伝子情報
▽世界初、サル類の魚食行動の観察・撮影に成功
▽100年の時を超えて知る、高山植物コマクサの進化史
▽信州大学農学部付属アルプス園フィールド科学教育研究センター
▽地域の期待と45年の歴史を背負う理学部伝統の諏訪湖研究
▽日本屈指の山岳図書コレクション「小谷コレクション」
▽貴重な自然の遺産を引き継ぎ未来につなぐ信州大学自然科学館
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