隠岐諸島の最高峰・大満寺山で、専門家を招いた登山道保全整備の講習会が開かれました。
大満寺山には、御神木としても祀られる巨木、樹齢800年の「乳房杉」や、近年の調査で隠岐最大の幹回りだとわかった「窓杉」などを見ることがきる登山道があります。
12月9日と10日、北海道を拠点に自然保護や登山道の保全活動を行う大雪山・山守隊の岡崎哲三さんを講師に招き、登山道整備の講習会が開かれました。
整備は「近自然工法」と呼ばれる環境に配慮した方法でおこなわれます。
金属やコンクリートは使わず、補修する場所の周辺にある倒木や枯れ枝、岩などを利用することで、生態系への影響が最小限に抑えられるのが特徴です。
参加者は講師の岡崎さんに教わりながら、2日間にわたり保全のノウハウを学びました。
環境省隠岐管理事務所 楊寛明管理官:
「登山道の歩きやすさを重視するというよりは、周りの生態系を守るための道をつくる活動をされている講師をお呼びして、隠岐でも取り組めたらと考えている」
隠岐では他の地域と比べると登山道の荒廃箇所は少ないといいますが、自然と共存しながらの利活用が求められています。
環境に配慮した「近自然工法」で登山道を整備 隠岐の島で専門家を招いた講習会(島根・隠岐の島町)|FNNプライム ... - FNNプライムオンライン
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