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Thursday, February 29, 2024

論点:「世界自然遺産」30年 - 毎日新聞

 1993年12月に屋久島(鹿児島県)と白神山地(青森、秋田両県)が、日本で初めての世界自然遺産に登録されて30年となった。普遍的な価値を持つ自然を人類の遺産として保護するのが目的だ。登録によって、どのような成果や変化を生んだのか。登録に携わった関係者に現状や課題を聞いた。

屋久島、地域振興と両立半ば 小野寺浩・屋久島環境文化財団理事長

 環境庁(当時)から出向した1990年、鹿児島県は屋久島の優れた自然を生かし、暮らしと自然保護の両立を目指す「屋久島環境文化村構想」を掲げた。構想を具体化させるための第1回会議で、委員の一人が「屋久島を世界自然遺産の国内第1号にしては」と発案したのが事の始まりだ。当時は世界遺産条約も屋久島も国内で知名度が低く、日本は条約を批准すらしていなかった。哲学者の梅原猛さんら委員の後押しもあって93年12月…

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今井通子(登山家) 私の履歴書(28)自然と生きる - 日本経済新聞

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今井通子(登山家) 私の履歴書(28)自然と生きる - 日本経済新聞
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論点:「世界自然遺産」30年 - 毎日新聞

 1993年12月に屋久島(鹿児島県)と白神山地(青森、秋田両県)が、日本で初めての世界自然遺産に登録されて30年となった。普遍的な価値を持つ自然を人類の遺産として保護するのが目的だ。登録によって、どのような成果や変化を生んだのか。登録に携わった関係者に現状や課題を聞いた。

屋久島、地域振興と両立半ば 小野寺浩・屋久島環境文化財団理事長

 環境庁(当時)から出向した1990年、鹿児島県は屋久島の優れた自然を生かし、暮らしと自然保護の両立を目指す「屋久島環境文化村構想」を掲げた。構想を具体化させるための第1回会議で、委員の一人が「屋久島を世界自然遺産の国内第1号にしては」と発案したのが事の始まりだ。当時は世界遺産条約も屋久島も国内で知名度が低く、日本は条約を批准すらしていなかった。哲学者の梅原猛さんら委員の後押しもあって93年12月…

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人と自然の「環(わ)」で考える”水辺の再生” トーク会開催 北海道札幌市 | TBS NEWS DIG - TBS NEWS DIG Powered by JNN

地域の住民が発案して共に活動し、身近な生物の生息環境を回復する「水辺の小さな自然再生」が、全国に広がっています。 小さな川や湿地といった”身近な水辺”の自然を、”手づくりの技術”で再生し、その作業を…

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Wednesday, February 28, 2024

シンク・ネイチャーと電通、企業の自然関連活動がもたらす生物多様性とビジネスへの影響を可視化する「バタフライ ... - PR TIMES

株式会社シンク・ネイチャー(本社:沖縄県那覇市、代表取締役CEO:久保田 康裕、以下「シンク・ネイチャー」)と、株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑、以下「電通」)は、企業の自然関連活動が、生物多様性やビジネスに与える影響を測定し可視化するサービス「バタフライチェック」の提供を本日より開始します。シンク・ネイチャーと電通は、「ネイチャーポジティブ」※1に向けて、活動の成果を可視化し、新規事業開発などの新たなビジネスにつなげる支援を行います。

          <企業の自然関連活動の成果をまとめた「バタフライチェック」>

 「バタフライチェック」は、中央の赤い箇所が自然関連活動による生物種・生態系の変化を、左側の緑の箇所は中央の生物多様性による 恩恵を受けた 「生態系サービス」※2への影響を示します。右側の青い箇所はビジネスへの影響(事業/収益貢献・顧客評価・社会的評価・従業員評価・周辺関係者評価)を示し、3つの結果をもとに生物多様性やビジネスに与える影響を統合的に可視化します。スコアアップに向けた改善点や新規の事業機会を抽出し、統合的に分析します。「バタフライチェック」の名称は、生物多様性において重要な花粉媒介者の「チョウ」と、小さな出来事が予想もしなかった大きな出来事につながる事象を表す「バタフライエフェクト」から着想を得ています。

自然関連活動により、生物多様性の損失を止め自然を回復軌道に乗せるネイチャーポジティブを達成することで、「2030年までに世界で年間最大約10兆ドル規模のビジネスチャンスと約4億人の雇用を生み出す」※3との試算があります。その一方で、多くの企業が生物多様性に貢献する活動を、自社の事業と結び付けて説明できていないという課題があります。影響が可視化されることで、現在の自然関連活動の改良点に加えて、ブランディング・広報活動や、地域住民や従業員など多様なステークホルダーとの関係強化の機会を見いだすことができます。「バタフライチェック」は、生物多様性に貢献する活動と新しい事業の開発やビジネス成長をつなげることができます。

             <アグリベンチャーの自然関連活動を測定した事例>

シンク・ネイチャーと電通は、実証実験としてアグリベンチャーと「バタフライチェック」を2024年1月に実施し、その結果は下記となります。

1:生物種/生態系の変化

人工芝のグラウンドをオーガニック農法の麦畑に土地改変した際の生物種の増減を、その地域に生息する生物種の分布データと生物種ごとの生息立地の情報を用いて機械学習で試算し※4、生物多様性の再生効果を予測しました。さまざまな分類群の種数の変化として、約9倍のプラスの効果がみられました。

2:生態系サービスへの影響

原料になる麦の収穫だけでなく、農地の保水力で水量調整機能が向上するなど、主に水関連の生態系サービスにプラスの効果がみられました。また、種まき体験など自然を活用した文化的サービスを生み出しました。

3:ビジネスへの影響

原料を自社で調達できるだけでなく、ブランドイメージ・従業員エンゲージメント・広報露出の向上につながることが確認でき、多面的にステークホルダーとの関係を強化する活動となっていました。

※1 ネイチャーポジティブとは、生物多様性の損失を止め自然を回復軌道に乗せた状態のこと

※2 生態系サービスとは、生態系がもつ機能のうち、人間が生きるために必要な水や食料、気候の安定などの自然の恩恵のこと

出典:TEEB報告書普及啓発用パンフレット「価値ある自然」(2010年 環境省)

※3 出典:「ネイチャーポジティブ経済の実現に向けて」(令和5年3月7日 環境省 自然環境局)

※4 予測は、「生物分布や生物多様性分布の推定手法の根拠となる研究書・学術論文: Antoine Guisan 著・ Wilfried Thuiller 著・ Niklaus E. Zimmermann 著、 久保田 康裕 監訳 野生生物の生息適地と分布モデリング;Kubota Y., Shiono T.,  Kusumoto B. (2015) Role of climate and geohistorical factors in driving plant richness patterns and endemicity on the east Asian continental islands. Ecography 38: 639-648; Lehtomäki J., Kusumoto B., Shiono T., Tanaka T., Kubota Y., Moilanen A. (2018) Spatial conservation prioritization for the East Asian islands: A balanced representation of multitaxon biogeography in a protected area network. Diversity and Distributions 25: 414-429」にもとづく

各社概要

株式会社電通(https://www.dentsu.co.jp/

所在地:〒105-7001 東京都港区東新橋1-8-1

代表者:代表取締役 社長執行役員 佐野 傑

事業内容:顧客のマーケティング全体に対するさまざまなソリューション提供に加え、デジタル時代の変革に対応する効率的な広告開発(AX)、最適な顧客体験のデザイン(CX)、マーケティング基盤そのものの変革(DX)、顧客事業の変革(BX)を推進しており、マーケティング領域を超えて進化させた多様なケイパビリティを掛け合わせ、顧客と社会の持続的成長に貢献する統合ソリューションを提供しています。

 生物多様性科学において卓越した実績を有する研究者で構成されている琉球大学発スタートアップです(https://think-nature.jp)。世界の陸・海を網羅した野生生物や生態系の時空間分布を、自然史の研究論文や標本情報、リモートセンシング(人工衛星・ドローンによる観測)、環境DNA調査、野生生物の行動記録(バイオロギング)、植物・動物愛好者の研究などで収集された生物関連データ(地理分布、遺伝子、機能特性、生態特性など)を元にビッグデータ化し、AI等の最先端技術を用いたネイチャーの可視化や予測やシナリオ分析技術を有しています*4。TNFDのデータカタリストイニシアティブに参画し、自然資本ビッグデータを活用した自然の持続的利用に関する分析、評価、 ソリューション(TN LEAD*5)で、金融機関・機関投資家・企業の生物多様性対応を支援しています。さらに、「生物多様性ネットゲイン」を可視化し、ネイチャーポジテイブ事業を推進するためのサービス(TN GAIN*6)を提供しています。また、生物多様性の記載に尽力している研究者を表彰する「日本生態学会自然史研究振興賞」を提唱し、賞金を提供して基礎科学の裾野を支える活動を行い(*7)、さらには一般向けに、生き物の豊かさを、地図で見える化したスマートフォンアプリ「ジュゴンズアイβ版」(無料)をリリースし(8*)、生物多様性の主流化(教育普及)を推進しています。

*4:日本の生物多様性地図化プロジェクト J-BMP https://biodiversity-map.thinknature-japan.com

*5:全産業セクター&グローバルな事業拠点に対応した TNFD対応支援サービス TN LEAD https://think-nature.jp/service03

*6:住宅の庭づくり、都市再開発における不動産物件の緑化計画 、企業緑地や社有林の森づくり、ビオトープの計画など、ネイチャーポジティブ関連事業の効果量をビフォー・アフターの比較を基に算定し、生物多様性ネットゲインを可視化するサービス TN GAIN (https://services.think-nature.jp/gain/

*7 日本生態学会の新賞​​、生物多様性に関する記載研究を推進している会員を表彰する新たな賞 https://note.com/thinknature/n/n885ba7f11009

*8:ジュゴンズアイ(DugongsAI)β版:豊かさを知る冒険が、待っている!

https://services.think-nature.jp/dugongsai/

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根室市歴史と自然の資料館学芸員の外山さん 根室は生物多様性の宝庫:北海道新聞デジタル - 北海道新聞

 根室市歴史と自然の資料館の学芸員、外山雅大さん(45)は、根室の豊かな自然を観察し、その魅力を広める活動を10年以上続けている。「野付半島・風蓮湖・根室半島」を国定公園化する動きが進む中、根室の自然を守る意義や思いを聞いた。

■自然保護と産業 両立は可能

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『ドラマ』視聴者不満「あまりにも不自然」 - goo.ne.jp

2024/2/28 15:45

ブギブギAmazon

どうやらすべてはヒロインのために存在しているようだ。

 2月27日放送のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」第103回では、ヒロインのスズ子(趣里)が怪我で入院した喜劇王のタナケンこと棚橋健二(生瀬勝久)をお見舞い。舞台復帰への執念を見せるタナケンの姿に、大きな感銘を受けていた。だがここでのやり取りに、不満を抱く視聴者も少なくなかったという。

 かつて舞台セットの下敷きになり、脚に古傷を負っていたタナケン。今回も舞台で事故に遭ったことで古傷が再発し、もはや以前のように動くことはできなくなったと悔やんでいた。

 それでも絶対に復活してみせるとの気迫を見せるタナケンに、スズ子は「負けてられへん」と一念発起。レコード会社から次のヒット作を求められていたことに悩んでいたことを振り切って、作曲家の羽鳥善一(草彅剛)に新曲の依頼に行くのであった。

「タナケンのモデルである喜劇王のエノケンこと榎本健一は、スズ子のモデルである笠置シヅ子と数多くの舞台や映画で共演。本作で描かれている以上に二人は密接な関係を築いていました。そのエノケンも脚の怪我を負い、後には右脚を切断して義足生活を強いられましたが、そのアクシデントを巡る史実と作中のエピソードが大きく異なっており、どうにも気になって仕方がないのです」(芸能ライター)

 エノケンが舞台上のアクシデントで右脚を痛め、入院したのは作中と同じ昭和25年のこと。スズ子はタナケンの入院を雑誌で知っていたが、この展開自体があまりにも不自然なのである。

 そもそもエノケンと笠置シヅ子は当時、舞台で共演しまくっており、エノケンが足を怪我した時も「ブギウギ百貨店」などで共演していた。それゆえ作中の展開は史実とまったく異なっているのだ。

「スズ子はなぜかいつも暇を持て余していますが、本来なら日本を代表するスタートして舞台や映画、歌で多忙な毎日を送っていたはず。視聴者にとってもスズ子のスターぶりがさっぱり伝わってこない描写には違和感を抱いてしょうがないところでしょう」(前出・芸能ライター)

「ブギウギ」の作中では、タナケンとスズ子の共演は映画一作品のみ。久しぶりに再会を果たしたかと思えば、タナケンの役割はスズ子に「負けてられへん」と一念発起させるための舞台装置に過ぎなかったのである。

 こういった「周辺人物の消費」は本作ではもはやおなじみの光景だ。幼少期の親友だったタイ子(藤間爽子)は、スズ子自身も必死に子育てしていることのアピールに使われただけ。ラクチョウのおミネ(田中麗奈)も、スズ子が恋人に先立たれるなど不幸な人生を歩んできたことを再確認するための舞台装置でしかなかった。

 この調子でタナケンもあっさり消費されてしまうのか。朝ドラでは以前から、使い捨てられた登場人物の「倉庫行き」に批判的な視聴者も少なくなかったが、どうやら「ブギウギ」ではかなりの人数が倉庫行きの憂き目に遭っているようだ。とアサジョは報じた。

【ブギウギ】スズ子の人生を演出する舞台装置扱いか…喜劇王タナケンの扱いに視聴者も口あんぐり – アサジョ【ブギウギ】スズ子の人生を演出する舞台装置扱いか…喜劇王タナケンの扱いに視聴者も口あんぐり – アサジョ

編集者:いまトピ編集部

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大切にしてきた景色は今や人気スポット 自然保全の先駆け逝く:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 美しい風景を思い続けた50年だった。

 市民が寄付金で土地を買い取るなどして自然や景観を保全するナショナルトラスト運動の国内の先駆けとなった和歌山県田辺市の「天神崎の自然を大切にする会」の相談役、玉井済夫(すみお)さんが18日、市内の病院で亡くなった。85歳だった。

 1974年の会の発足時からのメンバーで、会の創立50周年記念誌をほぼ完成させたところだった。

 「子どもたちが天神崎に親しんでくれている。この運動が続く限り、身近な自然を大切にする思いは引き継がれていくと思う」

 生前、玉井さんはこう振り返っていた。

 南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のようだと数年前から人気の天神崎で、別荘開発計画が持ち上がったのは1970年代だった。

 新宮市で生まれた玉井さんは…

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Tuesday, February 27, 2024

「自然共生サイト」63件追加 30都道府県、環境省 | 全国のニュース - 福井新聞

30都道府県、環境省

2024年2月27日 午後3時43分

 環境省は27日、企業や民間団体などが管理し、希少な動植物が生息するなどの「自然共生サイト」に「サントリー天然水の森 赤城」(群馬県)など30都道府県の63件を認定したと発表した。今回が第2弾。昨年10月認定の122件を含め、2026年度までに500件程度を目指す。

 兵庫県相生市の「海岸生物の王国“相生湾”」は、アマモの移植や環境教育などの活動を評価。「北海道大学札幌キャンパス」は、札幌市の中心部で里山的な自然環境を保っていると認められた。

 政府は生物多様性の保全に向け、30年までに国内の陸と海それぞれ30%以上を保全対象とする目標を掲げており、自然共生サイトの認定区域も対象となる。

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Monday, February 26, 2024

マユリカ中谷、そいつどいつ市川刺身、大自然ロジャーが犬にアフレコ(動画あり) - お笑いナタリー

リュック・ベッソンが脚本を手掛け監督した「DOGMAN ドッグマン」は、絶望的な人生を送りながら、犬の愛に何度も助けられ、犬たちと共に犯罪に手を染めていった男の半生を描くバイオレンスアクション。犬小屋で育てられた男“ドッグマン”をケイレブ・ランドリー・ジョーンズが演じた。

PR映像は劇中に登場する犬たちが、流暢な日本語で映画を紹介するというもの。声の主が明かされないままTikTokにアップされていたが、本日2月27日にYouTubeで公開された動画「『DOGMAN ドッグマン』× ヨシモト∞ホール:声の正体は?」で中谷ら3名が吹替をしていたことが発表された。動画には彼らのアフレコの様子、作品の感想を語る様子も収められている。

この記事の画像・動画(全2件)

  • (左から)マユリカ中谷、そいつどいつ市川刺身、大自然ロジャーと、それぞれが声を当てた犬。
  • 「DOGMAN ドッグマン」PR映像

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守りたい、豊かな生態系 国際目標「30by30」へ、広がる「自然共生サイト」:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 地球上の生き物の絶滅が加速するなか、里山など身近な環境にすむ生き物を守り、増やすことの大切さが注目されている。2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全する「30by30」(サーティ・バイ・サーティ)という国際的な目標に向け、環境省は23年度、「自然共生サイト」の認定を始めた。(松…

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Windowsで自然な会話を実現する70億パラメータ・ローカルLMMをQualcommがデモ - PC Watch

QualcommがMWC 2024で70億パラメータのローカルLMM(Large Multimodal Model)をWindows PC上で動作させるデモを行なう

 Qualcommは、2月26日(現地時間)からスペイン王国バルセロナ市で開催される、ワイヤレス通信業界の世界最大のイベント「MWC 2024」に出展し、新製品の発表や、発表済みの製品での新しいデモなどを行なう。

 この中で、昨年(2023年)10月に発表した「Snapdragon X Elite」を搭載したWindows PCにおいて、70億パラメータのローカルLMM(大規模言語モデル)を動かすデモを行ない、音声を利用した対話型AIを実現する計画だと明らかにした。

 また、同社のWi-Fi 7コントローラの最新製品「Qualcomm FastConnect 7900 mobile connectivity system」、同社の5Gモデムの最新製品となる「Snapdragon X80 5G Modem-RF System」などのクライアントPCやスマートフォンなどのWi-Fiやセルラー通信をさらに高効率かつ高速にするソリューションを発表した。

マルチモーダル処理可能な70億パラメータのLMMをAndroid/Windows OSで

開発者向けにQualcomm AI Hubを開設、AI PC向けのアプリケーションも開発が容易になる

 Qualcommは近年「オンデバイスAI」と同社が呼んでいる、ローカルでAI推論を行なうソリューションを、スマートフォン向けにも、AI PC向けにも推進している。

 たとえば、主要OEMメーカーであるSamsung Electronicsは、最新製品の「Galaxy S24」シリーズ(S24/S24+/S24 Ultra)において、Qualcommの最新SoCとなる「Snapdragon 8 Gen 3」を採用して、Googleの生成AIモデルとなる「Gemini Nano」を活用して各種のオンデバイスAIを実現するアプリケーションを採用している。

Samsung Electronicsが1月にサンノゼで行なったUnpackedで行なわれたSnapdragon 8 Gen 3のNPUなどを利用してオンデバイスでライブ翻訳を行なうデモ

 また、Snapdragon 8 Gen 3と同時期に発表し、今年(2024年)の半ばまでに搭載PCが登場する予定のSnapdragon X Eliteでは、AI PCを実現するNPU(Neural Processing Unit)で、ほかの2社(AMD、Intel)を大きく引き離す45TOPSの性能を実現しているなど、Windows PC環境でもオンデバイスAIの訴求を目指している。

 そうしたQualcommは、新しいサービスとしてQualcomm AI Hubという開発者向けのサービスを開始する。

 簡単に言うと、オープンソースで提供されているAIのモデルを提供し、ターゲットとなるプラットフォーム(Snapdragonが搭載したスマートフォンないしはPCなど)を決めると、簡単にAIアプリケーションを構築することが可能になる。

 提供されるモデルは75を超えており、他社プラットフォームに比べて4倍の性能を実現。なお、AIモデルはQualcommだけでなく、Hugging FaceやGithubといった開発者にとってはおなじみのサービスからも提供される。

70億パラメータLMM、LLaVAで、対話型AIでの画像を利用した応答をオンデバイスで実現
LoRAをオンデバイスで処理

 また、QualcommはMWC 2024でそうしたオンデバイスAIのソリューションを展示する。Android OS向けには、70億パラメータLMM(Large Multimodal Model)、LLaVA(Large Language and Vision Assistant)を利用して、対話型AIで画像利用した応答をオンデバイス上だけで可能にする。こうしたデモがAndroidスマートフォンで行なわれるのは世界初という。そのほかにも、LoRA(Low Rank Adaptation)をローカルで動かし、画像生成するデモを行なう。

 Windows PC向けには70億パラメータのLMMを利用して、オンデバイスだけで動作するデモを行なう。音声認識するだけでなく、より自然な会話を可能にする。Qualcommによれば、こうした70億パラメータのLMMをWindows PC上で実行するデモを行なうのは世界初とのこと。

Stable Diffusionプラグインを導入したGIMPで画像生成の性能比較、Snapdragon X EliteがCore Ultraの3倍の性能を実現

 また、Snapdragon X EliteとIntel Core Ultraで、Stable Diffusionプラグインを導入したGIMPで画像生成を行なう性能を比較するデモを行なう。QualcommによればSnapdragon X Eliteは7.25秒、Core Ultraは22.26秒で、Snapdragon X Eliteが約3倍高速という結果になるという。

Wi-Fi 7の新製品「FastConnect 7900」、5G Advancedに対応したSnapdragon X80、6xCA7や6アンテナに対応

Snapdragon X80 5G Modem-RF System

 QualcommはMWC 2024において、クライアント(スマートフォン/PC)向けの通信コントローラ、2製品を発表した。それが5G Advancedに対応した「Snapdragon X80 5G Modem-RF System」(以下Snapdragon X80 5G Modem)、もう1つがWi-Fi 7のコントローラとなる「Qualcomm FastConnect 7900 Mobile Connectivity System」(以下FastConnect 7900)だ。

Snapdragon X80 5G Modemの概要
AI機能が強化

 Snapdragon X80 5G Modemは、5G Advanced(3GPP Rel-18以降)に対応した5Gモデムになる。ピーク時の速度は下りが10Gbps、上りが3.5Gbpsと基本的には変わらないが、下りのCA(Carrier Aggregation)が最大で6つまで束ねられるようになり、かつアンテナも最大6Rx(つまりシステムのアンテナを6本にできるということ)になり、より安定して実効レートを上げることが可能になっている。

 たとえば、PCのようにスペースに余裕がある製品でSnapdragon X80を利用すると、通信の実効レートを引き上げることが可能になると考えられる。

 また、衛星を利用した通信にも標準で対応しており、追加のモデムを搭載する必要なく衛星通信に対応させることができる。また、従来製品でもサポートされていたチップに内蔵されたAIエンジンを利用して通信レンジを伸ばしたり、消費電力を削減したりという機能も第3世代となり機能強化されている。Snapdragon X80 5G Modemを搭載した商用製品は今年に後半に市場に登場する見通し。

Qualcomm FastConnect 7800 Mobile Connectivity System

 FastConnect 7900は、同社の「Qualcomm FastConnect 7800 Mobile Connectivity System」(以下FastConnect 7800)の後継製品として投入される単体Wi-Fiコントローラとなる。

 既にFastConnect 7800でWi-Fi 7に規格としては対応しているため、新しいWi-Fiの規格に対応したという製品ではないが、FastConnect 7900ではAIを活用した通信レンジを伸ばすなどの新機能が搭載されている。

 また、従来製品では対応していなかったUWB(Ultra Wide Band)に対応していることが特徴で、Snapdragon 8 Gen 3など組み合わせて、UWBの機能を搭載したスマートフォンを実現できる。QualcommによればFastConnect 7900を搭載した製品は今年後半に市場に投入される見通し。

100ドル以下のデバイスでも5Gが採用できるようなローコストのSoCを今年後半に発表予定

 そのほかにも、Qualcommは、低価格なレンジの製品でも5Gが採用できるようなSoC製品を今年後半に発表する計画を明らかにした。具体的には5G SAを2アンテナで実現することが可能になり、5Gに対応したスマートフォンを99ドル(日本円で約1万5,000円)で販売することを可能になる。それにより、現在でも5Gが普及していない発展途上国などでの5G導入に弾みをつけたい意向だ。

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自然素材たっぷりの髪付き医療用帽子を開発 福岡市の通販会社、製作費の寄付募る|【西日本新聞me】 - 西日本新聞

看護助手/看護補助者 病院 介護福祉士 夜勤手当あり

医療法人鵬志会別府病院

【仕事内容】<施設名・勤務先>: 医療法人鵬志会 別府病院 <施設形態>: 病院 <雇用形態>: 常勤 <募集職種>: 看護助手/看護補助者 <応募資格・経験>: 介護福祉士 <給与情報>: <月給>191,000円‐248,000円 [内訳] 基本給 160,000円‐170,000円 夜勤手当 21,000円‐28,000円(7,000円/回 月3回‐4回) 調整手当 10,...

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自然に溶け込む港湾都市アモイ 中国福建省 - Xinhua

1月24日、小型無人機から撮影したアモイ市。(パノラマ写真、アモイ=新華社記者/姜克紅)

   【新華社アモイ2月26日】中国福建省アモイ市は典型的な港湾都市で、陸地面積が1699平方キロ、海域面積が333平方キロに及ぶ。都市を自然の中に溶け込ませ、人と海、人と自然の調和を実現している。pagebreak

1月24日、アモイ市にある馬鑾湾生態三島公園の一角。(小型無人機から、アモイ=新華社記者/林善伝)pagebreak

1月25日、アモイ市の園林博覧苑。(小型無人機から、アモイ=新華社記者/林善伝)pagebreak

1月24日、アモイ市の杏林湾でトレーニングするカヌー選手。(小型無人機から、アモイ=新華社記者/姜克紅)pagebreak

1月24日、アモイ市の杏林湾にある水上自転車道でランニングや散策を楽しむ人々。(小型無人機から、アモイ=新華社記者/姜克紅)pagebreak

1月23日、アモイ市翔安区の下潭尾紅樹林公園。(小型無人機から、アモイ=新華社記者/林善伝)pagebreak

1月26日、アモイ市同安区の軍営村。(小型無人機から、アモイ=新華社記者/林善伝)

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自然に溶け込む港湾都市アモイ 中国福建省 - Xinhua
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Sunday, February 25, 2024

これが自然の摂理か… 海底の戦い!カニを襲うタコにまさかの結末が! | ガジェット通信 GetNews - ガジェット通信

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出典:YouTube

アメリカ、カリフォルニア州のモントレー湾に生息しているこちらの「タコ」「カニ」

実はこのタコ、目の前にいるカニを食べようと狙っているところなのですが…。

この後、まさかの意外な結末が待っていました!

行いが自分に返ってきた…?

その様子を撮影されたのは、私たちが寝静まる夜の海岸沿い。

タコはカニに狙いを定めながら少しずつ近付いていきます。そして、カニは必死に抵抗しながら逃げます。

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なんだかピリピリとした緊張感が漂っていますね。

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そして次の瞬間です!カニを狙っていたタコにまさかの結末が…!

ぜひ、タコに注目しながらその様子を動画でご覧ください!

動画はこちら

いかがでしたか?これが自然の摂理かぁ…と、しみじみ感じさせる動画でしたね。しかも突然アザラシが現れたから本当にビックリしたなぁ。

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冬こそ野鳥観察に出かけよう!「自然散策で脳を活性化させる」箱根の旅 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式 ... - serai.jp

取材・文/柿川鮎子
撮影/木村圭司

ツグミ(スズメ目ヒタキ科ツグミ属)

今年の冬はツグミの飛来が遅かった。都内では数も少なく、なかなか観察できない状況が続いている。日本にやってくる代表的な冬鳥であるツグミは、どこでも比較的簡単に観察できた身近な野鳥だったが、このまま冬が終わってしまいそうだ。ツグミが難しければ、他の野鳥でもいいから冬鳥に会いたい……、そんな野鳥家にお薦めしたいのが、鳥と親しむ箱根強羅温泉郷への小さな旅の提案である。

箱根は東京から新幹線で小田原駅まで30分、そこから車で30分と近くて便利な温泉郷のひとつ。日帰りも可能で、気が向いたら、小さな荷物ひとつで出かけることができる。野鳥観察はカメラや双眼鏡を携帯するので、できるだけ少ない荷物で移動できる旅は魅力的である。

インバウンドで外国人観光客が増えているものの、箱根で混雑しているのは大涌谷や芦ノ湖などの代表的な観光地で、時期と場所を選べば、静かで豊かな自然を満喫できる場所は多い。また、成川美術館や白雲洞茶苑など、大人向けの文化施設も充実しており、天候が悪化して、自然散策が難しくなっても、他に楽しめる要素がたくさんある。そんな点も野鳥観察に箱根をお薦めしたい理由の一つである。

特に野鳥観察で冷えた体を温めてくれる温泉が豊富なのは嬉しい。がむしゃらに野鳥を求めて山へ分け入る旅ではなく、ほどほどに歩き、野鳥に親しみ、温泉と美味しい食事を楽しむ旅を紹介しよう。

箱根の自然と文化を堪能できる宿

日帰りでも十分楽しめる箱根の野鳥観察だが、早朝、鳥たちがエサを求めて元気に飛び回る様子はぜひ観察したいもの。野鳥の声で目が覚める新鮮さも味わいたいし、探鳥後の夜、冷えた体を温泉で温めるためにも、ホテルは厳選して選んでほしい。

私が利用したのは2020年にオープンしたホテルインディゴ箱根強羅である。口コミサイトでの評価が高かったことと、近くの早川沿いに野鳥観察に適した遊歩道があったのが決め手となった。巣箱を設置したホテルのウッドデッキには野鳥がやってくるらしい。まさに野鳥と自然を楽しむのに最適なホテルである。

ホテルインディゴ箱根強羅。

館内は小田原・箱根の文化と自然をイメージにしたインテリアが特徴で、箱根細工模様があり、天井は幸せの形である六角形の木のデザイン。ロビーは強羅公園の茶室、白雲洞をモチーフにしている。強羅の地名の由来は「石がゴロゴロころがっているところ」という説があり、壁に石が入っていたり、小田原提灯をモチーフにした照明が使われているなど、非日常感にあふれており、旅の期待を盛り上げてくれる。「箱根に来た」を感じさせてくれる要素が、たっぷりちりばめられていた。

箱根の寄木細工をイメージしたインテリア。

ここ、箱根強羅を含め、軽井沢、犬山有楽苑、東京渋谷と、国内に4か所あるホテルインディゴでは、ゲストがネイバーフッド体験をできるような提案をしており、徹底して地元にこだわっている。ホテルインディゴ箱根強羅においては、フリードリンクは足柄のお茶と水、風呂に入れるヒノキのキューブなども地元箱根の間伐材を使っているという。

古い箱根の写真が壁にコラージュされている。

間伐材はレストランでも活用されていた。薪を使った特別なオーブンで焼きにこだわった料理は食材の風味を生かす調理がされており、コース料理も軽やか。魚も肉もデザートも、すべてが最高の焼き具合だった。

レストランで使われる薪も箱根の間伐材を利用。

今回、野鳥観察のために利用したことを告げると、ホテルで実施中のキャンペーンを紹介してくれた。箱根の人気アクティビティである登山やトラッキングをイメージしたファッションやアイテムを、SNSでの記念撮影用に貸し出してくれるというサービスだ。残念ながら1月末に終了してしまったが、ホテルでのネイバーフッド体験として、アクティブな外国人ゲストに人気だったようだ。

貸し出していたアウトドア用品はかなり本格的。

温泉も素晴らしかったが、特に足湯が便利だった。近くの散策地を歩いた後、ホテルの中庭に設置されている足湯で疲れを癒して英気を養い、再度観察に行き、野鳥との旅を満喫できる。

早川堤でエナガの群れが回転寿司状態

ホテルインディゴ箱根強羅は早川に面している。早川堤では春に桜まつりが開催されるが、平日は人通りもまばら。いきなりイソヒヨドリが歩道を歩いて出迎えてくれた。美しい青い鳥は幸運の証。ヒヨドリという名前はついていても、ヒタキ科のツグミの仲間なので、ツグミへの期待も高まる。

イソヒヨドリなのに磯にいない不思議な青い鳥。幸運をもたらす鳥という言い伝えも。

見上げると桜の枝にはエナガの群れがエサを求めてやってきた。冬の野鳥観察の醍醐味は、葉に隠れてしまう鳥の姿がはっきり観察できる点にある。エナガの綿の塊のような白いお腹を、ベンチでうっとりしながら見上げるのは、至福の時間である。

チーと可愛い鳴き声のエナガの別名は、上手に巣をつくる巧婦(たくみ)鳥。

エナガは小さくよく動くので、普段はじっくり腰を据えて観察するのが難しい。強羅のエナガも忙しく動き回って飛び立つが、しばらく待っていると、すぐにまた同じ木に戻ってくる。木の下に設置されているベンチに座っているだけで、可愛い姿を観察できるとは、まさにエナガの回転寿司状態だった。

集団でやってくるエナガの中には、カップルなのか、仲の良い二羽がいた。食べていると近くによってちょっかいを出したり、同じ枝にぶら下がって仲良く枝をついばんでいる。エナガは複数のカップルが協力して子育てをする珍しい鳥で、仲間の子育てを助ける習性がある。ヘルパーと呼ばれる個体で、主に繁殖に失敗したり、繁殖前のきょうだい鳥がこの役割を担う。この集団もそうやって子育てをするのか、どの子がヘルパーなのか、想像しながら観察していると、時間が経つのを忘れてしまう。

外国人愛鳥家を楽しませていたのが、日本の固有種、セグロセキレイである。ハクセキレイは駐車場にいる鳥として都心でもよく見かけるが、セグロセキレイはあまり見かけなくなった。ハクセキレイに押されて数を減らしているという調査もある。川べりの石を素早く歩きながら、エサをさがしていた。

セグロセキレイは姿が美しいだけでなく、身ぎれいな鳥で、ヒナが巣の中にしたフンはわざわざ水の中に落として流す習性がある。

尾羽を上下に振る姿が印象的なセキレイは、石タタキ、庭タタキ、岩タタキとも呼ばれている。古くから日本人に親しまれている野鳥で、日本書紀によると、イサナギ、イザナミは国を生む時に、ヒタキに腰の振り方を教わったとか。江戸の儒学者、新井白石もセキレイがいなければ、日本は生まれなかったと思うと感慨深い、と書き残している。

今年のNHK大河ドラマは紫式部が主人公だが、ライバルの枕草子が鳥の段で「あたしの大好きな鳥」と書いたのがジョウビタキである。鳴き声がカッカッと火打石を叩く音に似ているため、ヒタキと名付けられた。羽の白い斑が着物の紋に似ていることから「紋つき鳥」とも呼ばれる。

ツグミと同じく、日本に渡ってくる代表的な冬鳥である。あまり人を恐れず近くによって観察できることから人気があり、野鳥専門誌の「新春見たい鳥総選挙」で一位を獲得したこともある。

この子はジョウビタキのジョビオくん。女の子はジョビコちゃんのニックネームがつく人気の野鳥。

ジョウビタキは漢字で尉鶲。尉は老人の能面のことで、頭の白い部分が白髪に見えることからつけられた。年齢を重ねてもできるかぎり健康でいたいものだが、この野鳥観察など自然を感じながらの散策は脳に刺激を与え、神経回路を活性化するらしい。

「自然への没入はエクゼクティブ・アテンションの神経指数を高める」というエイミー・S・マクドネル&デビット・L・ストレイヤーによるサイエンティフィック・レポート(※1)の記事によると、自然の中を歩いた人は脳の3つの力(注意力、方向づけ、実行制御)の分野で優れた回復力をもっているという。特に脳の前頭前野、前帯状皮質の神経回路に効果があるというから、自然の中の探鳥散策は認知症予防にもなりそうだ。

約600mに約120本のソメイヨシノの桜並木が続く宮城野の早川堤。冬の野鳥観察にも最
適。

旅の目的のひとつだったツグミだが、ケケケッと鳴きながら飛び立った後姿だけで、じっくり観察することはできなかった。寒い冬はまだ続く。ツグミがシベリアに渡る日まで、あきらめずに探しに行こう。

ツグミ(スズメ目ヒタキ科ツグミ属)

※1:Peen,J.,Schoevers,R,A.,Beekman,A.T.&A.T.&Dekker,J
精神疾患における都市と農村の差異の現状Acta Psychiatr.Scand.121(2)、84-93

ホテルインディゴ箱根強羅 https://hakonegora.hotelindigo.com/
(英語サイト Hotel Indigo Hakone Gora (ihg.com) )
ホテルインディゴ箱根強羅 インスタグラム:https://www.instagram.com/hotelindigohakonegora/

文/柿川鮎子 明治大学政経学部卒、新聞社を経てフリー。東京都動物愛護推進委員、愛玩動物飼養管理士1級。著書に『動物病院119番』(文春新書)、『犬の名医さん100人』(小学館ムック)、『極楽お不妊物語』(河出書房新社)ほか。

撮影/木村圭司

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