国立公園に今夏にも格上げされる日高山脈襟裳国定公園の新名称に「十勝」を追加する案を巡り、市民団体「十勝自然保護協会」は16日、追加に反対する署名活動を行うことを明らかにした。4月中に環境省に提出する方針。
新名称を巡っては、2月22日の環境省中央環境審議会自然環境部会で、「日高山脈襟裳十勝国立公園」とする案が多数意見として承認された。「十勝」を入れた理由として、同省は「観光客や利用者に地理的な位置をわかりやすくする」と説明した。
一方、同協会は16日に帯広市で開かれた「十勝」を入れることについて語る会で、「日高山脈は定着した固有名詞」「日高山脈に内包されていない十勝平野には海岸部を除き、国立公園として保存すべき貴重な自然はない」などとして、追加に反対する署名活動の開始を表明した。
同協会の安藤御史・共同代表は「署名活動を通して、十勝の名称を入れることの問題点を訴えていきたい」と語った。
国立公園に「十勝」の名称、自然保護協会は反対…「問題点を訴えていきたい」(2024年3月17日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース
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