ダイヤモンド、ルビー、エメラルド―。宝石として知られるこれらは、自然現象でできた「鉱物」の一種です。4000種類以上あると言われ、さまざまな色や形を持つ鉱物を紹介する企画展「紳士淑女のための鉱物展」が、富岡市の県立自然史博物館で開かれています。美しい鉱物の世界をのぞいてみましょう。
地球が誕生し、海や大地ができていく過程で自然に生まれた物質が鉱物です。小さな原子の粒が規則正しく結合しているため、板状や六角形といった一定の形になりやすかったり、特定の方向に割れやすかったりする性質を持っています。道端の石などは多くの鉱物でできています。
企画展の会場では、青や赤、緑など色とりどりの約370点を展示しています。新島学園中3年の鶴田こころさん(14)は「きれいな鉱物が身近にあるかもしれないと思うとロマンがある」と興味を持ったようです。県内で発見された新鉱物計6種類を紹介するコーナーもあります。国際機関から昨年承認された群馬石や桐生石を見た安中小1年の大塚悠生さん(6)は「自分もいつか発見したい!」と意気込んでいました。
企画展では光を当てたり、人形を置いたりと、さまざまな角度から鉱物の魅力を伝えています。学芸員の菅原久誠さんは「魅力を感じるポイントは人それぞれ。自分だけの楽しみ方を見つけてほしい」と話しています。
会期は5月12日まで。入場料は中学生以下無料、高校・大学生450円、大人800円。月曜休館(祝日や振り替え休日の場合は翌日)。開館時間は午前9時半~午後5時(入館は同4時半まで)。
自然が生んだ「鉱物」の美 富岡・県立自然史博物館で企画展、色とりどり370点紹介 - 株式会社 上毛新聞社
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